08 14(日)
ベトナム旅行記:出発編(1)
海外旅行で成田を使うときにはいつも思うのだけれど、佐倉とかの周辺の、遠目には刈り込んだ芝生のようにも見える田園風景が、既に旅行として成り立っている。翻って、外国から成田に着くときには、いきなり新宿の摩天楼に放り出されるのではなく、このような風景の中を通過してくるわけだ。帰国した日本人にとっても、訪れた外国人にとっても、それは意外と大事なことなのかも知れない。(ま、行き帰りの電車なんざ寝こけちまって外なんて見てないよ、という話は、ある。)
1030のフライトに、朝6時から駅に向かわなければいけない理不尽を今さら恨んでも仕方ありませんが、もっと早く家を出ないと乗れない成田エクスプレスに途中の駅で追い抜かされるのは釈然としないものがあります。(自分の居住地は東京駅より東なので、成田エクスプレスに乗るためにはいったん東京駅まで「戻る」必要があるのです。)
え?したくはちゃんとできたのかって?
まあ、少なくともパスポートと航空券と宿のバウチャーは持ってますけどね。後はもう、面倒くさくなってトランクにいろいろ放り込んできたら意外に重たくなってしまいました。(多分半分は本の重さ。)そもそも、トランクが10日用ぐらいのでっかいのなんですよね。かといって一週間の旅行に小さいトランクでは…まあ足りようと思えば足りるんですけど、結局本が入らないのですよ、本が。
んでまあ、行きの電車で早速文庫を読み始めたのですが、あまり飛ばしすぎても後々の楽しみが無くなるのでちょっと目を止めてブログなど書いている次第。(これもやりすぎると飛行機の中で映画が見れなくなります。)
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ベトナム旅行記:出発編(2)
写真などはあとでまとめて追加します。(リアルタイムで見ている方はすいません。帰国編後、再度一通りご覧下さい。)
とにかく成田の人の多さにはいつも閉口しますが、今回はお盆に重なっているせいもあってさらにひどい感じが。手荷物検査の数がエラく増えていましたが、それでも行列は長く延びています。出国検査についても同様。朝早いとはいえ、もうちょっと係員を増やしてくれもいいような気がします。
食事をしたりちょっと買い物をしたり、とのんびりするのであれば、出発の3時間前には着いておいた方が良いでしょう。よく「出発時間の2時間半」と案内されていることがありますが、それはあくまで最低限の時間だと心得ましょう。
今回の飛行機はベトナム航空の運行なので、乗ったとたんにベトナム、となるかどうかはお楽しみ。客室乗務員さんの制服がアオザイ風だという話を聞いたことがあるので面白そうです。
あと10分もすると搭乗開始の時間なので国内からの更新はとりあえずいったん中断します。
それじゃ、行ってきます。
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ベトナム旅行記:1日目(1)
さて、楽しい飛行機旅行の始まりです。
777の客席は満席ではなく、3人掛けの真ん中は空いている状態。通路側の人と微妙な間をとって中央の席を荷物置きにシェアします。
機内で出されるおしぼり。ココナッツの香りが着いているので、顔とか拭くとしばらくココナッツ臭くなります。
機内食はチキンかフィッシュの二者択一。前の方だったので選択の余地がありましたのでチキンを選択。
こんな感じ。
パンに卵麺にごはん、と、どう考えても炭水化物が多すぎですが、まあ仕方がありません。
案の定、映画のスクリーンが小さい(というかスクリーンですらない)のでiBookでスチーム・ボーイなど見てたらバッテリー残量があっというまに15%に。やっぱりスピンドル回しっぱなしというのは厳しいものがありますなぁ。映画5本分ぐらいのISOイメージを溜められるだけのディスク容量があればいいのですが。あれ?普通のDVDはイメージにできませんね。いや失敬。
というわけで、あとたっぷり1時間半はかかると言うところで映画というお楽しみを奪われてしまいました。窓の外は一面の雲海で、今どこにいるかすら定かではありません。もちろん、これ以上はiBookも保ちますまい。
環境の整っていない飛行機って、ホント退屈ですよねー。
とりあえず本でも読みますか。(そして寝ますか。)
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ベトナム旅行記:1日目(2)
ホー・チ・ミンから今回の一次目的地ファンティエットまでは訳300キロ。もしファンティエットに行こうなんて酔狂な方がいたら警告しておきます。車に乗る前に必ずトイレには行っておくように。
さて、ドライバーのあんちゃんは、カタコトの英語で「4時間はかかるから寝てていいよ!」なんて言いますが、はっきり言って寝てるどころの騒ぎじゃない。
話には聞いていましたが、ベトナムの交通事情、というか交通ルール、というか、マナーというか、これがまた最悪です。とにかくまあうじゃうじゃとバイク(スクーター)がいるところをクラクションで蹴散らして車が通る。前がトロければ反対車線にはみ出て追い越す。ちょっと!た、対向車来てるんだけどさああああ!!!というスリル絶叫マシーン状態です。
クラクションとハイビームを会話するがことくに使いこなし、隙間と切れ間をワルツ踊るようにしてすり抜けるありさまで、ウトウトしたって長く寝てられるモンじゃありません。(まあ、疲労度とかにもよる、とは思いますけど。)なんつうかこう、素でCrazyTaxiって感じ(しかもギリギリボーナス払いまくり)なんですけど、タクシーに限らずバイクもバスもそんな感じなんで怖さもひとしおです。
そんなんで、まんじりともせずに3時間半、膀胱炎寸前でサイゴン・ムイネー・リゾートに到着いたしました。車がライトバンとかじゃなくて、ちゃんとした乗用車だったのが救い。つうか三菱RVRの左ハンドル車でしたけど(笑)。
ホテルでは、フロントが人の顔見るなり名前を行ってきました。まあ、日本人の男がひとりで泊まりに来るケースはほとんど無いのだと思います。つかおそらくレアケース。超レアケース。
101という、フロントにも近いけど道路にも近いからちょっとうるさい感じのコテージに案内されるのはやっぱり何か心配されてるんでしょうか。被害妄想?
しかしまあ、着いた時点で既に19時近く(現地時間)でしたから、もう今日は何をするでもありません。(海とか見えないし。)なので、とりあえずレストラン行って食事をし、とっとと寝ることにしてみます。
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08 15(月)
ベトナム旅行記:2日目(1)
今朝は朝から曇り。それでも昼前は太陽が雲越しに見えたのですが、午後からはまったく見えなくなってしまいました。
シーズン・オフのリゾートでこの天気というだけあって、プールもまわりにも人影はまばら。どんよりとしたビーチもあまりヒトはでていません。うーん、何か違うような。まあ、ゆっくり本を読む、という方面では特に問題ありません。飛行機の中から読んでいた、森博嗣「朽ちる散る落ちる」を読了。「地球の歩き方」でベトナム料理の名前について少々勉強した後、続いて「ライ麦畑で捕まえて(村上訳版)」に移りました。
とはいえ、午後になってくると風がいよいよ肌寒くなってきて、プールに浸かる気もなくなってきました。仕方ないので早々に部屋に引き揚げ、ウトウトしながら本を読むことにしました。…他のお客さん達は、どうやって過ごしてるんだろう?
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08 16(火)
ベトナム旅行記:3日目(1)
さて、やることが無くなってきました。
まあそれはそれでいいことのような気もします。丁度リゾートに飽きたところでホー・チ・ミン・シティーに戻るということでは。日付の感覚とか曜日の感覚が分からなくなってきてましたが、明日にはホー・チ・ミンに戻るのですよ。…そういえば迎えが何時に来るのか聞いてなかったなぁ。まあ、出たとこ勝負でいいか。
せめてもう少々天気が良ければ延々泳いでいるとかビーチに出てみるとか考えるのですが、なにしろ朝からずっと曇天。
こーんなん。
午前中こそ多少太陽がでましたが、昼過ぎからはそんな気配もなく、逆に海からの風が冷たくなってきましたので、とっとと部屋に引っ込んで本の続きを読んでおりました。
今朝は早く目が覚めてしまったので海岸沿いを散歩していたところ、漁の準備をしている人たちに遭遇。とはいえ、そこも隣のホテルの前なので、観光客相手の水揚げショーとかあるのかもしれません。それとも、オフ・シーズンだから場所も関係ないってところなのか。
昨日、一昨日とちょっと食べ過ぎ、今日も朝食からガッツリ食べているせいかあまり食欲が無く、スコール避けにプールサイド・バーに入ってジン・トニックの飲んだ以外は昼飯はスルー(そもそも、この頃は昼飯を食べる量は少なかったので丁度いい)。そのかわり晩ご飯をちゃんと食べようと思います。
おかずを頼むとどうしても大きめのお皿になってしまうのが、1人旅行の辛いところではありますが。
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08 17(水)
ベトナム旅行記:3日目(2)
そうそう、ベトナムの時差は日本からマイナス2時間なので、午前0時過ぎに書いているこの記事も、実際には10時過ぎに書いている。なので、今夜の食事の話になる。
今夜は、ビールのツマミにチャオ・トムという、エビのすり身のカマボコみたいなものを頼み、あとは悩んでいたら店員さんが勧めてくれたシーフードの土鍋ごはんをいただく。これは片手鍋に入っているけど、ま、チャーハンだ。具は小エビとイカ、ワカメと香味野菜。ニョクマムを入れ、カボスのような果物をを搾って食べると美味しい。
こちらに来てから、ビールは決まって「SAIGON333」(バーバーバー、と読む)。これが地ビール?なのだが、アメリカンに軽いのでついついペースが早くなってしまう。今日は胃の調子も万全ではないので、かなり控えめに、2缶だけ。
そういえば、さっき、ベトナム・スケッチの担当者の方から突然電話があった。いきなり電話機が鳴ってびっくりしたけど、突然日本語が聞こえたのにはもっとびっくりした。迎えの車をいつよこしたらいいかの確認だった(自分も確認を忘れていた)のだけれど、ちゃんと連絡して確認してくれるのはありがたかった。
とりあえず時間は11時に設定。ともかくまあ、ホー・チ・ミンに戻ってその後のことは考えるとする。だって、それでも3時ぐらいにはなっちまうわけだし。
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ベトナム旅行記:4日目(1)
はええなぁ、もう4日目だよ。そしてファンティエット、サイゴン・ムイネー・リゾートを離れる日でもあります。
ま、どうせ午後になると曇るんだから、とすっぱい葡萄みたいな事を考えながら本日の朝食。
バイン・カンという麺料理と、
豆入りのお粥。
麺はその場でスープに入れてくれ、豚肉とネギ、タマネギが具です。お好みでドクダミを入れて食べます。(自分はどういうわけか、こういう香草類は嫌いでないんですよね。)
お粥はピリ辛の豚肉の佃煮?のようなものを入れて食べます。
バイキングだからって毎朝食い過ぎなんですが、今日は昼は移動で食べられなさそうですからしっかり食べておきました。
ちょっと嬉しいのは、
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ベトナム旅行記:4日目(2)
ホーチミンの日系ホテルにたどり着いて、まず最初にインターネット接続の方法を聞くというのは正しいことでしょうか?OGREです。設備があるのはいいんですが、有料なんですよね。英語で言われたからよく分からないんですが、一日11ドルとか…。日系ホテルのクセに、そういうことの案内書きが少ないんですよ!レストランだってあるんだか無いんだかハッキリしないし。でもまあとりあえず湿気てないベッドで寝れるだけでもいいかー、と思ってバスタブに長々と浸かって疲れを癒してみました。
というわけで、この投稿はリアルタイムです。ベトナムくんだりまで来て何をやってるんだって?そりゃ、ネットサーフィンですが、なにか?
これまでの3日分をどーんと一気にアップしましたので、ご面倒ですが下から見ていってください。カテゴリー「旅行記」で絞れば、いまんとこ今回のベトナム以外ありませんから、その方がラクチンかも知れません。
さて、帰りの道すがらの半分ぐらいは寝てたんですが、さすがに平日の日中ということだけあって道も混んでました。4時間ぐらいかかりましたか。
ホーチミンは完全に都市って感じなんですが、ちょっと郊外になると、
道ばたにウシがゴロゴロいたりだとか、
そういう感じなのです。
そいでもってホーチミンに近づくと、
道ばたに重機がゴロゴロしていたりして、
なかなか楽しいものがあります。(エナジー技建さん、あなたが下取りに出したユンボはこんなところで余生を送っていますよ。)
ショベルカーはショベルカー、ダンプはダンプとお店が決まっているみたいで、日本の土建屋さんの名前やハングルを残したまま山のように売られていました。
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08 18(木)
ベトナム旅行記:4日目(4)
えーと、4日目(3)は書きましたが、勢いに任せて書いたため、今アップすることがほんのちょっと躊躇われたので帰国後、今後のベトナム旅行者のためにアップすることにします。
ちなみに今泊まっているホテルはレジェンドホテルです。
((3)の内容についてはこれだけで思んばかって欲しいこの頃。)
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ベトナム旅行記:5日目(1)
今日はメコン川・ツアーに行って先ほど戻ってきました。
帰ってきたとたんにスコールが来たのでちょっと休憩です。(どうせ晩ご飯には早いですしね…)
しっかし、容赦無しのスコールだなぁ…。こんなスコールは数年前のタイ旅行以来です。さすが南国。一応南国。
現地のアオザイツアー(宿をお願いしたスケッチトラベルさんと同じAPEX系列です。)さんに昨日お願いしていたツアーで、1人40$。片道1時間半、クルーズと昼食が付いて、ま、そんなもんすか。申し込む前は「最低催行人数2名」というあたりに恐れオノノイテいたのですが(他にいなければ2名分払わねば催行されない)、やはり定番のメコン川クルーズにはそれなりの人数が申し込まれていたようです。
8:40ホテル迎えでしたので、6時ぐらいから起きてホテルのブッフェでミエン・ガー(春雨のラーメン)とワンタンのスープを食べて準備完了。どうも食べ過ぎてる気がするんだよなぁ…。
(写真がないのは、カメラを忘れたから。)
大型バスの迎えが来ると、案の定というかなんというかカップルカップルカップル女性ペアカップルみたいな感じでワタクシはひとりショボーンとしておりましたが、ま、お互いに会話とかあまり弾んだりしないのが日本人のいいところ。(えー
先日とは逆に、ホーチミンから南西へ向かいます。ファンティエットに向かったときは、あっという間に市街を抜けてしまった気がしますが、今回はそうでもありません。
こんな感じの、
いかにもアメリカ兵向けの集合住宅だったんだろうなぁ、みたいな建物があちこちに見られます。
もちろん、
ふと脇を見ると雑然とした町並みが続いています。
ビジネスラッシュは過ぎたとはいえ、まだ朝方でしたから、
こんな感じで、
道ばたでいろんなものを売っています。これが帰りにはキレイに無くなっているから面白い。露天商は朝だけ、と決まっているようなのです。
さて、ウトウトしているうちにメコンデルタの入り口、ミトー市に到着です。(続きます)
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ベトナム旅行記:5日目(2)
(最初から見ていない方へ:「ベトナム旅行記」は、準備編から旅行編に至る一週間少々のシリーズとなっております。最初の方は既にアーカイブに入っておりますので、右のアーカイブメニューから「旅行記:Travel」を選択してご覧下さい)
ツアーの最初はビンチャン寺という、ベトナムでも古いお寺だそうです。漢字で書くと永長寺。あまり異国感がありませんなぁ。
外観はこんな感じ。
19世紀にフランス人によって改築されてしまったというその外観は、一見、お寺とは思えないようなもの。なんというか、お菓子のお城?
でも内部は荘厳な感じ。
明かり取りの窓が天井にとられ、真上から差し込む熱帯の光がまるで小学校の頃の煙箱の実験のようですが、荘厳な雰囲気を醸し出しておりまして、
それにしても阿弥陀様はちょっと派手すぎるんじゃないか、と思うのでありますが。(この光背が、光ファイバーで色を変えながら光るのですよ、これが…)
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ベトナム旅行記:5日目(3)
お寺の見学が終わった後は、早速、エンジンボートに乗ってメコン川を渡り、対岸の果樹園地帯に向かいます。
残念ながら、果物の旬は6月ぐらいということで、今は「たわわに実った果物が」という状態ではありませんでした。そこは熱帯、季節なんか関係無しになっている果物もあります。
バナナとか、
竜眼とか。
これら果樹園に咲く果物の花を使った養蜂も盛んなのだそうです。
直接すくって味見させてもらいます。
まあ、もちろん、これらは、この後にやってくるお土産攻勢のヒキな訳なのですが…
お客様は、蜂蜜+カボス+ハス茶のお茶でおもてなし。(このテーブルでお土産攻勢が…)
長くなるのでまだ続きます。
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ベトナム旅行記:5日目(4)
とりあえずメコンは横断してみたものの、手こぎボートのジャングルクルーズまでにはまだ長い道のりが必要だったのです。
つまり、
ココナッツキャンディ作りを見学したり、(そしてまたお土産に買っちまったり、)
果物の山でもてなされたり、(さすがに生ものは売りませんが、)
なんだかよくわかりませんが女子総出の民族音楽でもてなされたり。
なんともまあ、うまくつくられたツアーコースなのであります。つまり、この島が丸ごとツアーコースのルートとして完成している、というそういうわけで。島ひとつアトラクション、という感じでよろしいんじゃないかと。ま、それも旅行の楽しみといえば、楽しみ。
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ベトナム旅行記:5日目(5)
というわけでやっとのこと、
手漕ぎボートでジャングルクルーズ、
な時間なのであります。
つまり、果樹園を歩いた分だけ、水路をボートで戻るって寸法です。それでもうっそうとした椰子の森の中を進んでいく様はまさにジャングルクルーズです。向こうから、帰りの空船が帰ってこなければディズニーランドと間違えそうです(←文明に毒されてます)
んでまあ、10分もするとメコン川に戻ってくるわけです。
(この、木々の先に見えるのがメコンの本流です。)
川の中の桟橋?を使って、手漕ぎボートからエンジンボートに戻ります。
こうしてめでたく一周を終えた我々は、そのまま元の川岸まで。おつかれさまでした。
メコン川岸のホテルらしき瀟洒な建物
さて、この後、メコンデルタ名物の昼食とか、帰ってからの夕食とか、5日目はホント、行動した分話題に尽きないところなのですが、もう日が変わっちまうのでそろそろ寝ることにします(というか、眠い。)。
なので、5日目の旅行記は6日目になっても続くのであって、じゃあ6日目の旅行記はいつになるのか、という恐るべき疑問が!
それは未来のあなただけが知っているのです(えー!
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08 19(金)
ベトナム旅行記:5日目(6)
ベトナム旅行記5日目の第6回は、6日目の多分第4回ぐらいの時期にお送りしております(うわ、わかんねー)
つまり、今は、あと数時間もすりゃ機上の人という状況なのに昨日の日記を書いている訳です。
チェックアウトして荷物を預け、ちょっと食事と買い物をして小一時間、ギリギリまでウロウロしているのもアブナイのでホテルまで帰ってきてロビーでコーヒーでも飲みながら一息ーと思ったら、なんだか吹き抜け二階の宴会場ですさまじい馬鹿騒ぎをやっているのです。正直、泊まり客や他の客に影響がある宴会、という時点で宴会場の配置やらなにやら間違ってると思うのですが、いかが?ひいてはそれがホテルの品位ってモンに繋がると思うのですが、ね。
まあ、それはともかく5日目。第六回に戻ります。
えーと、前回は、メコン川クルーズをしたところまででしたね?じゃあ今日はお待ちかね、昼食の話です。
というわけで、ツアーコースに折り込まれた巨大レストランにご案内です。微妙にオープンエアーチックな席で食すのは、もちろん、メコン川クルーズ名物
エレファントイヤー(という名前の魚)の素揚げ
いや、別に、なんてこたぁない魚の(おそらくはバス系)の素揚げなんですけど、ナゼかメコンデルタに来るとこれを食べなければいけないらしいのです。
ちなみにまわりのバリバリしているのはウロコ。これは食べれません。
味は白身魚で淡泊中の淡泊。つうか魚単体では味がしません。
なので、
ライスペーパーでくるっと。
キュウリなどの野菜、香草と一緒に巻いて、ニョクマムと唐辛子のタレにつけて食します。うまし。
…エレファントイヤーが旨いのかどうかは微妙なところですが。
あとは揚げ春巻きとかエビの素揚げとか鍋とかだったんですが、ちょっとびっくりしたのが
なんか「中華一番」で見たことがあるような形状ですが(爆)、餅米の塊(つまりお餅)をくるくる回転させながら丹念に脂をかけて揚げていくとどんどんふくらんでこうなるらしいです。ホンマかいな。(一応、実演やってたんで本当だと思いますが。)
こんな感じでジョキジョキ切っていただきます。
下の方にはもっちりとた部分が残っていてほんのり甘く、サクサクした外側と相まってとても懐かしい感じの味。
うーん、これも日本じゃ食えないんだろうなぁ。正直、象の耳はどうでもいいですが、これは食べてみたい感じです。
ちなみにそのころ象の耳は、
でもこれは全然甘くて、もっと骨だらけにしてしまわなければいけないらしいです。(べつにいけないわけではない。)
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ベトナム旅行記:5日目(7)
まだ5日目かよ!早く6日目に入れよ!と思うのもごもっとも。私もそう思います。しかもアップされるのはおそらく7日目ですから、余計にそう思うのですが、早く世界で繋がるようにならないかなぁ。(それはそれで仕事から逃れられなくなるので困る。)
いやね、この日の晩飯は大当たりだったので、ぜひ書いておきたいのですよ。
帰ってきたのは16時ちょっと前ぐらいと早かったのですが、さすがにくたびれてダラダラしていたので20時ぐらいとちょっとお遅い昼食になりました。丁度お腹も空いて、いい感じです。
ガイドさんに勧められた「ドンソン」というお店を探しにアオザイツアーのツアーデスクまで。10%割引のクーポンをゲットして、地図とニラメッコすること数分、例によってすさまじいスクーター群をすり抜けて現地まで行きました。お店はホテルからも近く、帰りもラクチン。流石ガイド、良いところを教えてくれました。
このお店の特徴は、なんといっても「日本語が通じる」こと。(店員さんが日本人な訳ではない。)メニューも写真と日本語付きで初心者にはありがたい。メニューは決して多くないが、定番メニューはしっかり押さえてあるので、自分のように「とりあえず○○だけは食わねば!」という向きにはバッチリです。妙に和風なインテリアさえ気にしなければ問題ないでしょう。
まずはビール(もちろんサイゴン333)と、
カニとホワイトアスパラのスープ。
つまみに「ハマグリのレモングラス蒸し」を注文するが、それ用になんかデカイお玉が出てきてビビる。うーん、今日の本命はベトナム風お好み焼きなんだけど…。
で、スープ。滋味。
中華料理風で、蟹の身もアスパラもタップリ入っていて美味しい。一人分の器で出てくるのは、一人旅行者にしてみるとちょっと嬉しい。
そして、ハマグリ。
うわ、やっぱりちょっと多かったかも…。
片手土鍋にタップリ1ダースは入っています。が、あっさり食べてしまいました。
塩コショウにスダチを搾り、これをつけていただきます。レモングラスとショウガ、唐辛子で蒸してあって、おそらくニョクマムでほんのりと味付けしてあります。いやー、これ美味しい。帰ったら試してみようかな…。酒蒸しにするときにショウガも入れて。アサリで試してもよさそう。
スープにもタップリダシが出てて、ほんとにもう上澄みのギリギリまでいただきました。(ショウガとかレモングラスを囓る気にはならないので。)
そして今夜の本命がこちら。
バイン・セオー!!(ちゃらりらっちゃらー)
もやし、エビ、豚肉が小麦粉の皮にタップリ詰まったものを、切り分けて、レタスにくるんでいただきます。お好みで香草(ミント系)も一緒に。タレもお好みの量を。
…至福。うまい!どうしてこんな単純なものが旨いのでしょう?確か中華料理にも似たようなもの(モヤシを皮に包んで食う)がありましたが、こちらの方がより洗練されている感じ。「ベトナム風お好み焼き」という呼び名は撤回した方が良いです。全然お好み焼きとは違います。でもおいしい!
これまたペロリと食ってしまい、ビール2本と合わせたら明らかに多すぎるんですけど、あっさりといただきました。お腹の空き具合もありますが、やっぱりこのさっぱり感がいいんじゃないでしょうかね。やっぱり美味しいですよ、ベトナム料理!
最後はベトナムコーヒーで締めます。これがまたデザートも兼ねて一石二鳥。なんつうか、極楽。
そういえばハスも飾ってあったし。
(青い時のハスってヘンだよね…つかこれハス?)
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ベトナム旅行記:6日目(1)
ようやく記述が追いつきました。今日の日記です。(でもアップは明日です。あう。)
ベトナムの朝はフォーからはじまる…
といって実はフォーじゃなくてもっとうどんみたいなものなんですが、いいでしょう。それにしても香草乗せすぎじゃないかと自分でも思いますがこれがまた美味しい。東京でベトナム料理食うとパクチーが別料金だったりして怒髪天な事もあったりなんですが。
ああ、、プランターでパクチー育てられないかなぁ。パセリみたいに。(多分家族が大反対。)
さて、そんなんで実質上の最終日、今日はホーチミン市内をウロウロしてみる予定です。
ホテルのシャトルバスで街の反対側まで出てしまおう、という作戦をとりました。前日に10時に予約していましたが、例によって早く目が覚めてしまったので(この眠りの浅さだけはこの旅行で治らなかった…)9時に変更してもらい、「聖母マリア大聖堂&中央郵便局」へ向かいます。
どちらもフランス植民地時代に建造された建築の名残です。
まずは中央郵便局。
外観はいかにもコロニアル風といった感じ。
広く取られたスペースと丸屋根が、まるで駅のような印象を与えてくれます。
左右を見回すと、もしかしたら建築当時のものでしょうか、古いサイゴンの地図が描いてあります。
こちらはベトナムの地図。入り口の左右にそれぞれ描いてありました。
電話台。
郵便局は電話局のような役割もあるらしく、国際電話用のテレフォンブースが設置してありました。(奥の窓口で申し込んでから使う仕組み。)
写真中心で長くなりましたので、聖母マリア教会は次回に続きます。
(ちょうど移動する時間ですので。)
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08 20(土)
ベトナム旅行記:6日目(2)
聖母マリア教会(サイゴン大教会)は、案内書には午前の開館は9時まで、と書いてあったのであきらめていたのですが、実際には10時までで、中を見ることもできました。
実のところ、こういうキリスト教建造物って中に入った記憶があまりないんですが、その巨大さそのものが荘厳さを醸し出す、というのもあるのかもしれません。
それにしても、
昨日の阿弥陀如来といい、どしてこっちの人は電飾が好きなんでしょう?
こんなのもありました。教会の建立にあたって喜捨した人たちなのでしょうか?(それとも昔の千社札みたいなもの?)
この後は、統一会堂(旧大統領官邸)と戦争証跡博物館へ行きます。(なんか世界の車窓みたいだ!)
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ベトナム旅行記:6日目(3)
いやでもまあ、本当に捕獲されたF5Eが飾ってあるのですし、
ベトナム戦争時、最初に大統領官邸に突入した北ベトナムのT54
とかも飾ってありまして。
旧大統領官邸というだけあって、当時の史料をそのままに公開している、という感じです。このあたり、戦争の悲惨な歴史を守っていこう、公開しておこう、(そしてアメリカをいぢめてやろう)という意志が見受けられます。
各部屋をそれぞれ紹介していっても仕方ありませんので、
通信室。(グーッドモーニングベトナーム!)
ぐらいを紹介しておきましょう。
うそうそ。
国書を出すときに使った部屋とか、ちゃんと見てきましたよ。
全般的に「なんかものすごい贅沢な作りしているなぁ」という感じ。ホワイトハウスやら現在の首相官邸がどんな作りしてるのか分かりませんが、南ベトナムができたときにはもう「戦争するぞ、戦争!」という体勢だったのでしょうに、それにしては余裕があるというか。まあ、アメリカの金の力、というところなのでしょうか。
統一会堂を見終わったら、すぐ近くにある「戦争証跡博物館」へ。ここもアメリカ軍の戦車とか置いてあるんですが、
別に兵器マニアための博物館ってんじゃなくて、もちろん戦争の恐ろしさ、虚しさを(主にアメリカの虐殺行為に主眼を置きながら)展示している博物館です。
中の様子は、まあつまりは写真館ですから、写真館の写真を並べてもしょうがないので割愛します。
しかしまあ、日本の第二次大戦中の虐殺行為って、相手国から責められて、やったのやってないのって話になってますけど、アメリカにしてみればベトナム戦争時の虐殺行為って「なかった」ことになっているのか、「あったけど、しかたないじゃん!」って事になっているのか、どうなんでしょうね?
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