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2007
11 11(日)

11月10日の日記、建て前とホンネ。

「もやしもん」を録画して観ているのだが、テレビならではの建て前が笑える。

発酵がテーマの話なので当然に酒の話も出てくるのだが、新入生(設定上は18か19だろう)は酒を一滴も飲ませない演出だ。原作コミックでは、酒蔵の息子である結城はもちろん、同級生の及川も利き酒をしていた(というか、その後、酔い潰れて大変なことになるエピソードがあるのだが……)。

どうせ深夜アニメなのだから教育的配慮とかしても仕方ないと思うのだが。
確かに新入生(=未成年)に酒を呑ませることが問題でどうこう、という話はあるし、それをマスコミが堂々と肯定してもどうする、という理屈もある。だが、実際問題、酒呑んでない大学生(新入生)はいないだろうしな……。


今日はピアノをやってラーメンを食べて運動をする、というパターンを久しぶりにやった。特にイベント事がない土曜日というのは久しぶり。足は相変わらず痛いので有酸素運動はバイクしかできない。あまり向いていないんだよなぁ、バイク。
日記終わり。


それはそうと話は戻るようだが、今週の「げんしけん」、荻上の妄想具現化がオソロシイなり。腐女子ってのは、本当にいつもあんなのなのか(;´Д`)!? 荻上の入浴シーンが霞んでしまうよ(´・ω・)
「801ちゃん」とかで間接的に妄想のオソロシサを読んだものの、やっぱり動いていると説得力(?)あるなぁ……というか、見ちゃいられねぇ……(ヤオイとかホモとかホント苦手。そういう属性が(腐女子に)あることは理解するが)。

まあ、腐女子に限らず、荻上の話ではないけれど、オタクの妄想力というのはスゴイものがあるが、何よりイタいのが、その妄想が社会の趨勢から乖離していることをオタク自らが熟知しているということだ。乖離している、というのは、反社会的であるとか非倫理的である、ということとは関係ない(そういう妄想もあるだろうが)。オタクに限らず、「妄想」というのはそういうものだ、と定義することもできるかもしれない。しかし、オタクの妄想は長く、深く、熱い。まさに業と呼ぶべきものだ。
だからこそ、オタクは自らの妄想をオープンにすることには慎重だ。理解してくれなさそうな人に対してそうすることは、人間関係さえ破壊する可能性があることを理解している。しかし逆に、その妄想を大声で叫びたいという欲求にも苦しめられている。同人誌などでの発表活動はその一例であるが、対象は「同人」に限られている。商業作家は……はじめはそれでいいかもしれないが、「妄想」を切り売りして食っていける期間はさほど長くないだろう。妄想ばかりを売り物にできないから、本物の妄想は同人誌にしてコミケで売ったりする(それで連載中断してちゃ世話ないが)。

絶望した!現実に絶望し、己の妄想にさえ絶望するオタクに絶望した!


妄想することを止めたときが、オタクがオタクとしての死を迎えるときだろう。
「(オタクに)なろうとしてなったもんじゃねーから、やめられねーよ」と、「げんしけん」の斑目は言った。しかし、これは逆に「やめよーとしちゃいねーが、もうオタクじゃなくなった」ということに繋がらないだろうか。
だとしたらそのきっかけはなにか?「一般人」との恋愛か?仕事や出世か?結婚か?子どもか?更年期か?
いずれにせよ、それは、「現実」に足を絡め取られたとき、なのだろうか。

それが勝利か敗北か、それは誰も知らない。


……何の話だっけ?

↓絶望の証左

もやしもん―TALES OF AGRICULTURE (1) (イブニングKC (106))
もやしもん VOL.1 (初回限定生産版“しゃべる「かもすぞ オリゼー」マスコット付”)
Amazy

げんしけん―THE SOCIETY FOR THE STUDY OF MODERN VISUAL CULTURE (8) (アフタヌーンKC (1179))
げんしけん2 第1巻
メディアファクトリー
発売日:2007-12-21
Amazy

となりの801ちゃん (Next comics)
小島 アジコ
宙出版 (2006/12/14)
売り上げランキング: 3922

※11/11 1210 一部改

投稿者 ogre : 2007年11月11日 | コメント (0) | トラックバック

2007
12 21(金)

かもすぞ!モネラマグネット

海洋堂の「もやしもん モネラマグネット」が秋葉原ガシャポン会館に入っていたのでやってみた。
ひとつのカプセルに同じ菌が二個ずつ入っているオトク設定。もっとも、一回三百円の料金設定ではあるが……。

ヒオチと球菌
まずは出たのがコレ。お馴染みのヒオチと皮膚常在ブドウ球菌。ブドウ球菌はたくさんいるけど、マグネットが強い訳ではない(笑)

そして、
シークレット出現
いきなりシークレット出現!
最初は気がつかなくて、この紙と菌をカバンにつっこんでおいてしまったのだが、あとで取り出してビックリ(笑)。

中央の、ナイツがいるところにシークレットの正体と説明が書いてある。詳しいことを人に言ってはいけない、というので、その詳細をここで書くわけにはいかない。もっとも、既にヤフオクあたりはシークレット込みコンプリート一式が出ているらしいので、ささやかな抵抗であるが……。

なお、秋葉原ではガシャポン会館とラジオ会館の海洋堂で確認した。ヨドバシ店外のガチャポンコーナーにはまだ入っていなかった。
普通のオリゼーが欲しいんだよね。もうちょっとやろうかな……(ヒオチばかり集まりそうな悪寒)。

投稿者 ogre : 2007年12月21日 | コメント (1) | トラックバック

2007
12 30(日)

大奥(3):よしながふみ

大奥 第3巻 (3) (ジェッツコミックス)
よしなが ふみ
白泉社 (2007/12/20)

よしながふみの歴史フィクション、三巻目。第2巻に引き続いて将軍家光の時代の物語で、第1巻で紹介された吉宗の時代に繋がる、このフィクション世界の成り立ちを、ハードSFもかくや、という説得力で描ききる。この展開は鳥肌もの……!
「男だらけの大奥(むしろ将軍が女)」という「舞台ありき」だと思われたものだが、派手派手しいギミックも必要とせず、架空の伝染病一発で状況を説明しきってしまう。まさに思考実験。現代にも通じる、立派なサイエンス・フィクションだと思う。よしながふみという人は、そういう人だったのだろうか?「フラワー・オブ・ライフ」のような作品もあるし、本気モードでの説得力は尋常ではない。それが説明臭くなく、ストーリーにすんなり入り込んでくるのがまた小気味よい。

西洋骨董洋菓子店がドラマ化されたのも記憶に新しいが、次はこのあたりがターゲットになっていそうな気がする(文化庁メディア文化芸術祭も獲ってるしね)。ドラマにするにはまだ尺がたりないか。それ以上に、演技力のある美形を揃えなければならない、というハードルが高いね(ジャニーズ並べただけじゃ作者が納得しまいナァ)。

投稿者 ogre : 2007年12月30日 | コメント (0) | トラックバック

2008
01 04(金)

くじびきアンバランス(2) :小梅けいと 木尾士目

くじびきアンバランス 2 (2) (アフタヌーンKC)
小梅 けいと 木尾 士目
講談社 (2007/12/21)

というわけで「げんしけん」からのスピンオフ作品である本作もこれで最終刊。基本的にはアニメ第2期のストーリーを追っかけた形?アニメ企画には原作者の木尾士目氏も関わっているので、一種のジサクジエンと言えなくもない(笑)

しかしアレだ……
絶望した!巨乳にパンモロ、下着姿さえ出していれば男子が喜ぶと思っている最近のマンガ事情に絶望した!!
これでヌードや乳首券発行がないってのが、アフタヌーンの倫理コードなのか、それとも木尾士目氏がヘタレだからかのか(笑)
お色気成分過剰なるも、なんつうか、イマイチ現実感がないのがこのマンガの特徴。「ああ、二次元だなぁ」と遠くを見ながら呟きたくなる感じ。小梅けいと氏のムチムチ感はスゴイんだけど、そういえば、スレンダーな娘っていないよな、このマンガ……。

巻末にはおなじみ、木尾士目氏自身によるオマケマンガのげんしけん。すっかりお局と化した大野さんと、荻野の仕事を手伝うリサが時間の経過を感じさせますナァ……。いっそのこと続き描いちゃえばいいのに(笑)。まあ、会社員になった綿々とか描くと、いよいよシャレにならないから、いいのか。

その中で、リサが発した絶望が心に響く今日のこの頃。
絶望した!いつまでもマンガを買い読み積み続ける自分自身に絶望した!!
「でもコミケは行ってないですから!」って、そのヌルっぷりがかえってイタイよ!!

投稿者 ogre : 2008年1月 4日 | コメント (0) | トラックバック

2008
01 10(木)

るくるく(8):あさりよしとお

るくるく 8 (8) (アフタヌーンKC)
あさり よしとお
講談社 (2007/12/21)

最新刊。相変わらず面白い。
梵醍寺縁起のイカサマ師のハナシは、どっかで聞いたことがあってよかったなぁ(笑)

あとは修学旅行話がメイン。

72話扉絵の、るくのボーカロイドコスプレに吹いた。

それにしても、ヨフィエルは天界で何を見て、るくはヨフィエルに何を囁いたのだろうか……?


それにしても、著者近影がタイーホされてもおかしくない感じになってきたので、この路線は止めるべきです(笑)

投稿者 ogre : 2008年1月10日 | コメント (0) | トラックバック

PS3のPS2互換機能を完全廃止

というか、PS/PS2互換機能がある初期モデルをディスコンにして、互換機能がない(最近発売されたばかりの40GBモデル一本に絞る、というニュース。

その他、この廉価版モデルでは、SACD機能が削除されていたりもする。まあ、SACDをネイティブに聴ける環境を持っている人はそう多くはないわけだが、だからこそハイエンド・モデルとして「全部入り」を残しておく意味はあるかな、とも思うけど。
一説に、SACD機能を削っても大したコストダウンにはならない、というハナシもある。部品原価的にはそうかもしれないが、テスト工程や品質チェックの手間を考えたら、それなりにインパクトがあるのかもしれない。

「PS3を買うひとは既にPS2も持っているだろうから」というジャッジはあながち間違いではない。PS3を活かそうとHD対応テレビを買えば、入力系統だって複数付いているのが当然であるし、PS3を主にBlu-ray再生機として使う場合には互換機能はまったく不要だ(むしろPS3のゲーム機能もいらないわけだが(笑))。
PS/PS2のゲームを画質アップしてキレイに楽しむ、というのもあったが、DVDがキレイになれば十分だろう?という向きもある。

とまあ、そんなことを考えれば、この変更によって被害を被る人は限定的で、モデルの絞り込みとコストダウンという在庫減らしの常套手段としては妥当なんだろうなぁ、という感じではある。
PS3をオーディオ機器として使っているコアユーザーとかは厳しいものがあるかも知れないが、逆に、そう言う人は既に旧モデルを持っているだろうから、影響は限定的だろうな。

下位互換機能の問題については、実のところ、
・PSPでPSの全てのゲームが(PS3経由で)遊べるようになる
というのがあって、PSについては(PSPがあれば)解決ね、ということだ。PSPでPS2をエミュレートできれば最高なんだろうけど……さすがに無理か?それとも、もう目処が立っているのか??
PSPでなくても、PS3の機能拡張で「あ、PS2のエミュはじめました」とか、突然言い出しそうでおっかないんだよな、最近のSCEは。

PLAYSTATION 3(20GB)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2006-11-11
PLAYSTATION 3(60GB)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2006-11-11
Amazy

【1/14追記】
PS3フルスペック版の生産中止で在庫品があっというまに完売、Amazonでは中古がすごい値段に!というヒドイ有様。そんなに欲しいなら最初から買っておけよ(笑)。図らずもSCEの年度末在庫処分に乗っかってしまった、とういこところか(SCEの会計年度が3月末までかどうかは知らないが)。
このムーブメントを受けたSCEが「フルスペック+αの豪華版PS3をつくりますた!」とかって、次のAVショウかゲームショウあたりで言ってきそうな気がする(笑)。そして「SCEなんてこと!」と避難暴言の限りを尽くしながら結局勝ってしまう人々の姿も目に浮かぶよう。みんな、本当にソニーが好きなんだな(笑)。
というわけで、フルスペックPS3「PS3プレミアム(仮称)」のスペックを、機械が出ないかもしれないのに勝手に想像してみた(笑)
・SACD対応(復活)
・PS/PS2フルエミュレーション(EE非搭載)
・HDD500GB超
・地デジ・BSデジ対応デジタルチューナ(オプション)
・+PS3で録画機能。予約録画、ネット経由録画予約可。
・+BR-Rへのダビング/ムーブ機能(国内版はダビング10対応。海外向けが闇で売れる)
・録画番組のPSPへのコピー機能(独自DRMでPSP外への持出不可)
・アップルのFairPlay対応で、iTunes管理の楽曲・番組がDLANで視聴化
・IEEE802.11nドラフトに対応
・iLink接続のHDDVビデオを取り込み、簡易編集するソフト(別売り)
・家庭用メディアサーバ用のNAS(ソニーブランドで新発売)対応

さすがにFairPlay互換とかはゆめまぼろしだけど(笑)、地デジチューナとかはB-CASの問題さえ解決できれば欧州用がもうある(B-CASの問題は、PS3ではなく日本の放送業界の問題だが)。
802.11nは、廉価版でもそのうち採用されるだろう。
あながち出鱈目でもないと思うのだけれど……。

投稿者 ogre : 2008年1月10日 | コメント (2) | トラックバック

2008
01 11(金)

GUNSLINGER GIRL(9):相田 裕

GUNSLINGER GIRL 9 (9) (電撃コミックス)
相田 裕
メディアワークス (2007/11/27)

表紙がアンジェリカ(の昔の絵)であることからも分かるように、今回の主役はアンジェリカ。
パスタの国の物語が終わる。


正直泣ける。

それはそうと、この巻からか?絵柄がかなり変わったように思う。義体たちやジャン、ジョゼといったキャラの目元が急に強くなった(アイラインが太くなった)。正面からの絵がチョット変な感じ。歌舞伎俳優のような……。まあ、イタリア人なんだから顔が濃いのは許せよ、ということか。
あとは義体の瞳に色が濃くなった(特にヘンリエッタ)。影の付け方もちょっと変わったかも。ジョゼは絵的に太ったかな……。ペトラとか、最近のキャラはあまり変わっていないかも。

投稿者 ogre : 2008年1月11日 | コメント (0) | トラックバック

2008
01 30(水)

低俗霊DAYDREAM(10):目黒三吉 奥瀬サキ

低俗霊DAYDREAM 10 (10) (角川コミックス・エース 70-10)
奥瀬 サキ 目黒 三吉
角川書店 (2008/01)


っとに奥瀬サキ作品は完結しないよなぁ!!!(笑)


とか、とにかく中途で終わる作品が多い。「夜刀の神つかい」とかは、ストーリー決着着いてるんだっけ……?

とまあ、グチはこれくらいにして、低俗霊DAYDREAM最新巻の10巻は、どう見ても打ち切り連載終了の最終刊だ。ユオ編が最終段になり、最後に後日談が語られる。いっそのことここで止めておけば……と思うのだが、単行本に尺が足りなかったのだろうか?いっそのこと短編足して単行本、でもよかったと思うのだが、おそらく伏線回収のシリーズを始めて様子見、だったのだろう。結果としてそれが数話打ち切りとなり、深小姫の母親と出生をめぐる(と思われる)、物語はここでとぎれることとなる。

何とも残念だ。

「恨み廻向師」と呼ばれる人物との対決が複線となり、人物像が掘り下げられていくところだっただけに……。なんとかして、どこかで続きが出ないものだろうか。及ばずながら応援したい。

事ここに至っては仕方ないのだが、オビに「DAYDREAM完結…。」とかって書くのはどうかと思う。完結してないだからさ(笑)。

投稿者 ogre : 2008年1月30日 | コメント (0) | トラックバック

2008
02 02(土)

見るだけでいいので。

東京オートサロン2008でK.I.T.T.役の野島昭生さんがトークショーを開催〜ユニバーサル公認「ナイトライダー」カーナビ、今秋発売決定(インプレスROBOTWatch)

ロボットウォッチ・カテゴリなのは、合っているような間違っているような(笑)
どちらかといえばAVWatchのような気もするが……まあいいか。
ITMediaならビジネスとかLifestyleカテゴリがあるからなぁ。

それはそれとして、「買って自分の車に乗せよう!」とは思わないんだけど、やっぱり「一度はK.I.T.T搭載の車に乗ってみたいよなぁ」という気もする。

ひとつよろしくお願いします>その筋の方々(笑)

投稿者 ogre : 2008年2月 2日 | コメント (0) | トラックバック

2008
02 24(日)

もやしもん(6):石川雅之

もやしもんBOX

……Amazonからは、当然、これより一回り大きい箱に入ってきたんだ。
予約のことなんていちいち覚えてないから、なにが来たのかと、ビックリした。
軽いし

箱入りオリゼー「それはぼくですね」

もやしもん

というわけで、特性(?)ブックカバー&オリゼーぬいぐるみ付き、もやしもん6巻が登場。
オリゼーの表面はタオル地みたいな感じで、汚れるんだよなぁ、こういうの。
ゲーセンでみかけたプライズの方が造形はいいように感じる。表面が毛羽立っているので目や口の輪郭がはっきりしなくなって、デザインがよく分からなくなっている感じ。

えーっと、それはオマケの話で、本編。

相変わらず限定版とは表紙が違う。
前回に引き続いて今回はフランス編。がんばって取材しましたー、って感じに、いつも以上にネームが多い多い(笑)。自分の友人にも「もやしもんは字が多いので嫌い」という人が結構いる。そういう人は、マンガからなにか得ようとしていない志の低い人だと思うな(笑)。というのは言い過ぎだが。
フランスもブルゴーニュが物語の中心になっているのでウンチクもワイン編。菌も一緒になってとにかくネームが多い。樹教授はほとんど出てこないのに。

長谷川研究員と龍太君(一応婚約者)、それを追ういつもの三人組の話に、ブルゴーニュの
悩めるワイン醸造家一家の話が混ざり、前回から続くフランス編もさらにストーリー性が強くなってきた感じ。そして最後には……。

黒ゴス、色黒の次は白フリル、って、作者もホント螢のこと好きだなぁ……(ちょっと違うけど)。

投稿者 ogre : 2008年2月24日 | コメント (0) | トラックバック

2008
03 02(日)

蟲師(9):漆原 友紀

蟲師 9 (9) (アフタヌーンKC)
漆原 友紀
講談社 (2008/02/22)

人気のコミック最新刊。
巻を追う毎にネームの量が減っていくような気がするなぁ(笑)。

紙の質もあるのかもしれないが、本自体がとてもみっちりしているのにあっという間に読めてしまえる。

深いテーマがどうこう、というよりは、人智の及ばない自然を「蟲」に仮託した物語。そういう意味でもアニメ化は成功だったね。今後、マンネリをどうやってか打破しないといけないだろう。

投稿者 ogre : 2008年3月 2日 | コメント (0) | トラックバック

2008
03 03(月)

ホムンクルス(9):山本英夫

ホムンクルス 9 (9) (BIG SPIRITS COMICS)
山本 英夫
小学館 (2008/02)

なーんでオビが小林よしおなんだろう……「頭の中がおっぱっぴ〜!!」とかって、営業の頭の中がおっぱぴ〜だとしか思えない。作者もよくOKしたなぁ……。

それにしてもここ数巻、全然話が進まない気がする(笑)
まあ、出てくるホムンクルスに順番に対峙して片っ端から退治(?)、なんていうスタイルではないことはわかるけど、ひとつのエピソードに延々付き合わされて、そろそろ飽きてきたかなあ……。どうでしょう?

投稿者 ogre : 2008年3月 3日 | コメント (1) | トラックバック

2008
03 05(水)

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~(17):大河原 遁

一大ウンチクマンガが続くも続いたり連載百回。
スーツや衣料品、その周辺の文化に関する話がメインだから、同じ蘊蓄を使い回したりすることもあるけれど、ちゃんと取材がしてあればかえってブレがないってなもんだ。

今回の舞台はイギリスはロンドン。とはいえ、ナポリだってべらんめぇなのがこのマンガのきっぷのいいところだ(笑)。サヴィル・ロウの老舗は頑固に、ゴルファーは紳士たれ。ステロタイプと言ってしまえばそれまでだが、ポイントを押さえているからこそ深みが出る。今回もまた話のネタを補充させていただきましたよ。

投稿者 ogre : 2008年3月 5日 | コメント (0) | トラックバック

2008
03 11(火)

3月発売のマンガをカートに突っこんでみた

3月発売のマンガを(特にマンガだけを)ポイポイと「買い物かご」に放り込んだらあっというまに10アイテムを越えた(笑)。決算月は出版社も駆け込みで本を出すらしい。

マンガは発売日情報やレビューのあるサイトが少なくないのでAmazonで買うのが便利。発売日当日に届くことが少ないので、間違って本屋でも買っちゃって「うわーっ!」ってなることもあるけど(笑)。
そんなことがないように、とりあえずここでメモ。
逆に文庫とかは本屋で買うことが多い。外で読むのでカバーが欲しいし、何よりタイトルや表紙で買うことが多いからだ。同じ作者が複数出版社から出すことも珍しくないので、縦断的なチェックをしたい場合には本屋の方がまだまだ向いている。これは、PCや電子リーダがいくら「使いやすい」と言っても、紙の本にこだわってしまうのに似ているのかもしれない。いずれにせよ、あと10年とか20年とかすれば変わるだろう。


カラスヤサトシ 3 (3) (アフタヌーンKC)
カラス ヤサトシ
講談社 (2008/03/21)

おバカ随筆マンガ(←褒め言葉)最新刊。その痛々しさが笑えたり、笑えなかったり。


へうげもの 6服 (6) (モーニングKC)
山田 芳裕
講談社 (2008/03/21)

戦国数寄者古田織部の生涯、とはいえ、あまりにも解釈が突飛だったりするので好き嫌いはあるかも。でも、これをとっかかりに焼き物や当時の文化、文物、武将などをキーワードで検索していくと、それだけでも知見が広がったりする(先がわかってネタバレになるかもしれないが、そう簡単にストーリーが読めない、わかっていても驚かされる・感心させられる展開はスゴイ。


のだめ最新刊も出るよー。
今回は限定版ないから落ち着いて買っても良い(笑)。千秋・のだめの変態カップルもそうだが、脇役のストーリーラインもなんとなく収束する方向が見えてきた気がする今日この頃。あと5巻ぐらい引っ張ったところが落としどころのような気が。
それだけに目が離せないところかも。


細野不二彦氏といえば、やはり「GuGuガンモ」「さすがの猿飛」の印象が強く、「東京探偵団」とかで強く見られる「変態を描かせたら一流」という見解を持っているのだけれど(笑)、「ギャラリー・フェイク」「太郎」とかで入ってきた人たちにはそういうイメージがなかなか一致しないようだ。「ガンモ」「猿飛」は知っていても、同じ作者だと言われて驚く人もいる(アニメは知っていても原作を知らないからか)。
リアルに傾倒せず、風刺をきかせたエンターテイメントとして楽しめるのが本作。


鋼の錬金術師 19 (ガンガンコミックス)
荒川 弘
スクウェア・エニックス (2008/03/22)

そろそろ佳境か、次こそクライマックスか、もうすぐ転換点か、と思わせながらもぐいぐい引っ張るのが少年マンガの醍醐味だよな(笑)。ダラダラと続けるマンネリではなく、一本スジが通った(ように見せた)謎が物語を牽引する。次が、次が、と楽しみな作品。


ARIA(12) (BLADE COMICS)
ARIA(12) (BLADE COMICS)
posted with amazlet on 08.03.10
天野こずえ
マッグガーデン (2008/03/10)

テラ・フォーミング後の火星が舞台、という、実はかなりSFな背景を持ちながら、ただ穏やかに時が流れるネオ・ヴェネツィアを舞台にした本作品も最終巻。驚愕のエンディングについてはあちこちからフライング情報が流れて(∩゚Д゚) アーアー キコエナーイ って感じだけど。


スケッチブック 5 (5) (BLADE COMICS)
小箱 とたん
マッグガーデン (2008/03/28)

前々回のクールぐらいにアニメ化した、のんびりゆったりマンガ。アニメよりコミックの方がややギャグ成分が多いかな?しかし、まったりした時間が過ごせることは請け合い。
ヒーローもヒロインもいない、良いことも悪いこともそれなりにある。青春の1ページをランダムに切り取ったら、だいたいはそういうことになるんじゃないだろうか。その中でどれだけの出会いがあるだろうか?


まだ他にもいろいろありそうだけど、とりあえずオーダー入れたのはこんな感じ。
もちろん、ここに書けないようなのもたくさんあるぜ!(えー

投稿者 ogre : 2008年3月11日 | コメント (0) | トラックバック

2008
03 19(水)

空を飛ぶもの

スカイ・クロラのキャラ?ピンキーが出るらしいという話を聞いて、ブライズとか好きな原作者におもねているのかなぁ、などと余計なことを考えつつ、スカイ・クロラ公式を見に行ったら、新しい予告編が出ていた。

妙に写実的なコックピットの絵と、やはり非アニメっぽい海の映像、主人公二人らしきカット。ピンキーのことを教えてくれた友人は、「戦闘機乗りがおかっぱ頭なんて信じられん!あれは手間がかかる髪型なんだよ!」というようなことを言って憤っておられた(笑)。本人には言うの忘れたけど、押井監督で草薙ったらおかっぱになる運命なのかもしれない(笑)

散華らしき飛行機の映像もあった。シルエットは森博嗣氏のペーパークラフトなどと同じ。リフティング・ボディなんじゃなかろうか、と思えるような丸っこい機体だ。プッシャの飛行機だが、映画では二重反転プロペラのように見えた。原作にそんな描写はあったかな?思い出せない。
よく似たフォルムを持つ旧日本海軍の試作機「震電」も、試験飛行中に大きなプロペラトルクに悩まされたという。二重反転プロペラは非常に理にかなっている。ただ、そんな繊細なメカニズムを高速・大Gで機動する戦闘機に搭載して大丈夫なんだろうか、という気がしなくもない(笑)。

公開日は8月2日。楽しみだ。

投稿者 ogre : 2008年3月19日 | コメント (0) | トラックバック

2008
03 22(土)

整理整頓五里霧中

悲惨な状態

なんか、連続した休みの度にこんなことしてないか、僕様……。

毎回「前回は手をつけなかったところ」に手をつけ、結局のところそれがループしているからちっとも解決にならない。
「完結したものだけを箱に入れて整理する」というルールも、最近ではそうもいかなくなった。しかし、バカボンドだのハガレンだの、いったいいつになったら終わるかわからないシリーズもあるので、箱にしまいはするものの、インデックス化は見送っている。
インデックス化した本(主に文庫とコミック)だけでは約1,200冊。Amazonのデータを信じると、金額的には80万円程度に過ぎない。なんかもうスゴイ金額を投入しているかと思っていたが、何年もかけてこの程度だったら大したことはない。今後も邁進しよう。

投稿者 ogre : 2008年3月22日 | コメント (1) | トラックバック

2008
04 19(土)

詩的私的至適ボーカロイド(番外編):「サイハテ」でお絵かき

絵を描く(ドローイング)の課程そのものをアート、パフォーマンスにする手法は今に始まったことではないけれど、これまでは壁画であったりアトリエに映画カメラを持ち込めるような大家に限られたことだった(ピカソとか、やってたっけ?)。
家庭用ビデオが一般的になってその敷居はぐっと下がったけれど、延々とテープを回したところで観る人はいないし、そもそも発表の場だって無かった。
デジタルの魔法により、編集と公開のコストがさらに飛躍的に下がった今、これも新たなアートの一形態として認識されることになっていくのではないだろうか。

僕様がとても好きな楽曲のひとつ「サイハテ」が週間ランキングでランク外から急浮上していたので、何かと思ったらそういう動画の効果だったらしい。
その楽曲をインスパイアしたり、インスピレーションを与えたりした結果生まれたアートが、タイムラグをあるタイムラグを持ってニコ動の場にあらわれている。「歌ってみた」「演奏してみた」は比較的短いサイクルでその作品の人気を支えるけれど、「サイハテ」は、比較的ボーカロイドの特性に依拠している楽曲であり、また、最初からPVのすばらしさが際だっていた作品だったが故に、このような効果が生まれているのではないだろうか。

というわけで作品紹介。

喪服?の二人組がカベに「サイハテ」風のミクを描いていく。元々あった絵を塗り込め、その上でマスキングする工程から始まるので、突如として絵が出現する感じ。こういう事をする人には当たり前なのかもしれないが……。
「サイハテ」が始まるまでの音楽はP-MODEL?歳がバレるな(笑)

録画されていないレイヤーに下書きがあるのかもしれないが、本当に水彩風一発描きなのかもしれない。何もないところからミクが描かれ、コメント・パフォーマンスとともに新たな息吹が吹き込まれていく(そして送られていく)展開が素晴らしい。デジタル・ドローイングだからこそできるのかもしれないが、思い切ったパフォーマンスだ。素晴らしい

投稿者 ogre : 2008年4月19日 | コメント (0) | トラックバック

2008
04 21(月)

秋葉原備忘録

かもし予告

もやしもんガチャガチャ2が24日に入荷予定だそうな。
とりあえず回しに行くか。

投稿者 ogre : 2008年4月21日 | コメント (2) | トラックバック

2008
04 22(火)

ぬるヲタの逡巡

何故そういうことになったのかはわからないが、会社の飲み会でガンオタな話が展開された、と思いねぇ。
こっちは、比較的教条的な原理主義者であり、
「オリジン、Ζ、逆シャア」
をメインの入力源にしている。
そこへXやらWやらの話が突っ込んできても困るのだが、世の中、「種」以降の展開についても把握しないといけない時代らしい。
オジサンとしては、シャアはニュータイプであったかなかったか、ということだけで、一時間ぐらいは語れるところなのだが……。
エヴァについても、その認識の差、というものを強く感じた。自分がアレに触れたのは大学院生の時だが、学部生が、あるいは社会人になってから触れたとしたら、全く違った感覚を持っていただろう、と、確信できる。
異世代の人と話すことで、自分のその認識が間違っていなかったことを確認している。

投稿者 mob_ogre : 2008年4月22日 | コメント (0) | トラックバック

2008
04 23(水)

悪魔が来たりて

秋葉原にBOOKOFF秋葉原駅前店が4月26日オープン。

旧ISHIMARU TV・TOWER 跡地に6フロアぶち抜きの大型店舗としてオープンする。
現在、絶賛買い取り中だとか。

……………………

………………

…………

……


僕様に破産しろと言うのか。

破産するのが先か、崩れてきた本の山に埋まって死ぬのが先か。

投稿者 ogre : 2008年4月23日 | コメント (3) | トラックバック