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2009
03 30(月)

聖☆おにいさん(4):中村光

[ 二次元娯楽:映漫アニゲー, 二次元的行間之隙間:Book]

聖書は基本的に一大スペクタクル(「十戒」とか観れば明らかだけど)なんだけど、仏教は映画にしてもいまいちキャラが立たない感じだ。やはり手塚治虫がじっくり描くのが向いている。聖書の登場人物ってのは善きにつけ悪しきにつけキャラが濃くて、サタンとかのほうが存在感がないくらい。なのでこの巻でゲスト出演の四大天使もとても濃いキャラだ。そして軽い(笑)。

仏教側も対抗して梵天Pが登場してきたので、次回からは明王とか天王がゾロゾロ出てくると面白そうだ。スペクタクルを求めるには、空海とかぐらいまで時代をくだらないといけないのだろうか。もっとくだって日蓮とか。
それにしても、無茶振りの予告を勝手に仕掛けるとか、このマンガはいつから「燃えよペン」になったのだろうか……。

閑話休題。
そんなわけで、本巻前半は(表紙を見ての通り)電車に乗っておでかけだ。あまりにも楽しそうなので温泉に行きたくなってしまう。尺の都合で入浴シーン(笑)はないが、まあ、入浴ネタは以前もやったしね。その他の温泉ネタはバッチリ。

しかし、天下に名だたる二大聖人を、ユーモラスに、しかし敬意をもって(と思える)タッチで描いていくというのは、いつも思うがすごいバランス感覚だと思う。

投稿者 ogre : 2009年3月30日 23:01



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コメント(1)

いつのまに4巻が!!
って、
この巻は面白度がかなりアップしてるっすな。


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