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11 05(金)
夏のコナぁぁぁぁゆきぃぃぃぃぃぃ(20100715_4)
[ 旅行記:Travel]
半日、といいながら、午後から深夜にかけて10時間にわたるトリップなのでほぼまる一日だ。移動ばかりでお尻が痛くなってしまったが、本日のメイン・イベントはこのあと。傾いた月明かりの中、北へ。マウナケア山の中腹を目指すのであった。
途中休憩のスーパーにて、バケツのようなアイスの山。
ここから先は、なにしろ真っ暗闇なので写真がないのでご勘弁いただきたい。街灯もほとんどない道をワゴンはぐいぐいと登っていく。ほどなくガスの中に入り込み、腕時計の簡易高度計が2000メートルを越えたあたりで雲の上に出たようだった。
そして登ること標高2200メートル。道路脇の待避所のようなところに停めた車から降りた我々を待っていたのは、満天、などという言葉が空々しく聞こえるほどの星空であった。
これまでも高いところで夜空を眺めたことが無かったわけではないが、それにしても、これほどの星空を見たことはない。車内灯が消えると天の川が姿をあらわす。月はちょうど西の山に沈むころで、それを土星が追いかけていた。南十字星を見ることはできなかったが、南にさそり座、北に北斗七星が壮大に天を飾り、デネブがキラリと輝く。
ガイドさんは、小型の天体望遠鏡をアルビレオに向け、宮沢賢治を引き合いに出して美しい二重星を見せてくれた。
土星は地平線に沈む寸前で、大気の影響で揺らいでいるばかりか環の角度が悪く、ぱっと見土星なのか木星なのかわからないような始末であったのが残念だった。
せっかく三脚を持っていったのだから、とずいぶん長い時間シャッターを開けてみたのだけれど、風が強く、足場悪かったりでまともな写真は撮れていない。明るい星がポツポツとれた写真が何枚かあるのだが、なにがなにやらさっぱりだ。稜線を入れるとか、三脚を短めで固定するとか、いろいろ試してみれればよかったのだろう。しかし、慣れない身ではそんな余裕も無かったのであった。
パーカーの上から借してくれたジャンパーを重ね着してもまだ寒い、という環境もあって滞在時間は20分少々。体感的には10分ぐらいに感じられる、あっというまの星空ショーだった。もっとも空はなにもせず、見ているこちらがはしゃいでいるだけなのだが……。
そして幾度目か、バスは闇夜を疾走し、ホテルへ戻ったのは23時過ぎになっていた。半日のショートツアーだからと甘く見ているところもあったが、さてさてどうして、おなかいっぱいになった感じだ。
とはいうものの、恥をしのんで告白すると、今回の旅行手配は失敗だらけだった。なにより失敗だったのがオプショナルツアーで、一番行きたかったマウナケア山の山頂ツアーはことごとく満席なのだった。最後には現地まで電話したり英語案内のツアーまで手配をかけたりしたのだがNG。初動が遅かったのもあるのだが、現地旅行会社によっては数ヶ月前から満席になっていることもあるという。あまりにも悔しい思いをしたので、またハワイ島に来ないわけにはいかなくなった。リメンバーマウナケア。アイルビーバック。
つづく。
投稿者 ogre : 2010年11月 5日 00:13
いいなぁ〜〜〜〜〜〜
満天の星空なんて、最近見てないな。