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2010
11 17(水)

11月17日の日記、A Hard Day's Night、あるいはビートルズがやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!

[ 二半次元調之拘:Music, 五次元的思考之蒙昧:Diary]

この楽しい日本語タイトルをつけたのは水野晴郎(wikipedia)だ、というのは本当なのだろうか。「要出典」ついているみたいだし。

それはともかく、Appleファン、音楽ファンが固唾を呑んで(のんでませんか、すいません)迎えた17日零時は、予想されていた「iTunesStoreでのビートルズ楽曲販売開始」という結論でオチがついた。実のところ、フライングでiTUnesStoreに楽曲掲載があったらしく、Appleにしてこのあわてようもなんだろうなぁ、というしらけムードがTwitterなり掲示板なりの界隈を漂っていたように思う。
Twitterでフォローしている人々は、だいたい同年代(30代半ば〜40代前半)ぐらいの人が多いように思うが、全体的な雰囲気は(上記の通り)「なーんだ」という感じのものだった。「ビートルズの楽曲をiTunesで販売?それがなんで忘れられない一日なの?べつにかんけーないじゃん」という類の。まあ、正直、自分もそう思ったものね。

しかしまあ逆に考えてみると、僕様達はこーして冷めた目線でAppleのトップページに立つ四人を眺めているわけだけれど、世界には(あるいは日本にも)歓喜と熱狂をもってコレを受け止めている人たちがいるのだろうなぁ、と思う。もっとも、Appleのマーケティング能力がサル並みだった場合は、世界的に冷たい視線を向けられている可能性もある(これはこれで否定できない)。
ほしいと思う人は、既にLPやCDを持っている人が大多数であるから、すぐさまセールスに結びつくか、というと難しいのかもしれないが、それなりにじわじわと売れるのと思う。
最初の24Hで売れに売れまくるのでは、と想像もしたが、今のところチャートの20位ぐらいにいるのが最上位のようだ。もっと売れてもいいのにな、と個人的には思わなくはないが、先のような事情もあるだろう。いまさら音源買ってもネェ、という層だ。ちなみに、各国の上位曲を比べると違いがあって面白い。
今、改めてアルバムの方をみていたら、上位10位の半分ぐらいはビートルズになっていた。さすが、といったところか。

個人的には、ちょうどビートルズの曲を増やそうと思っていたところだったので渡りに船、といったところだ。ビートルズは、No.1ヒットを集めたベストアルバムを持っているだけで、CD2枚分の選から漏れた曲が手元に無い。アルバムをどさどさ買うつもりもないのだけれど、好きな曲、気に入った曲、耳についた曲をバラで買う、iTunes方式はうってつけの選択肢だ。何曲かは買う予定だ。
なんで今さらビートルズ?かというと、U900というウクレレデュオ(?)の動画から、このアルバムを買い、そこからポロロッカして件のアルバムをローテーションに入れたからなのだ。かわぐちかいじのタイムパラドックスもの「僕はビートルズ」の連載も関係しているかもしれない。そういう条件が重なって「聴きたいなぁ」と思った時にワン・クリックで買える、というのがオンラインストアの最大の利点なのであって、そのラインナップが増えることは素直に嬉しい(ソニーの人は、分かっていますか?)。これまでiTunesStoreをあまり使わず、手持ちのCDを細々と取り込んでいたオトナの方々がiTunesStoreに手を出すきっかけにもなるだろう。今度実家に行ったら、お袋様にも教えてあげるつもりだ。

それはともかく、そうやってビートルズの曲を改めて聴いていると、なかなかどうして面白い。確かにオールド・サウンドだし、曲の長さも短いし、取り立てて歌詞が際立っているわけでもない(She loves you YEAH!YEAH!YEAH!とかって、なんなんだよいったい(笑))。だが、なんだろう、一言でいえば「ノリのよさ」?聴いていて楽しくなる、元気になる、しみじみとする。音楽は、バンドは、ロックは、やっぱり面白い。そう素直に感じることができる、偉大な音楽たちだなぁ、と、改めて思うのだ。(全部が全部、そうというワケではないのは、もちろん、そうなんだけど。)
最近、そういう曲に出会えるチャンスがめっきり減っている気がする。ヒットチャートを見ると、CDの売れ行きが悪いのはケイタイや違法コピーのせいだけではないとつくづく思う。AKBとKPOPばかりが売れている、そんな世の中じゃ。

投稿者 ogre : 2010年11月17日 23:27



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