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11 03(水)
夏のコナぁぁぁぁゆきぃぃぃぃぃぃ(20100715_3)
[ 旅行記:Travel]
この日は長い。もう3つめのポストなのにまだ終わらない。こんどは山の上からふもとまで降りていく。カラパナという、溶岩に飲み込まれた地域で溶岩流を見学するためだ。
ただまあ、コレばかりは自然のことなので仕方がないのであるけれど、溶岩流がすぐ間近に見れることもあれば、近すぎて立入禁止になってしまったり、道路から離れたところを流れていてよく見えなかったり、ということがあるようだ。運が悪ければ何度足を運んでも見れないこともある。ダイビングでも同じだが、一度二度行って見れなかったからといって「こりゃダメだ」というふうに思ってもいけないものだろう。
この日も手前の駐車場で降り、そこから道を歩いて行くことになった。車で奥まで行ければ、またさらに徒歩で近づくこともできるのだろうが、暗くなる前に一旦小休止する。だいたい30分ぐらい歩いたか。まわり一帯、キラキラ輝くガラス質の溶岩だ。
そんな中でも家を売っている。こーゆーところの土地権利関係ってどうなってるんだろう……。「海がよく見えるよ!」とか、そういう問題ではない(ちょっとした火山の気の迷いで燃える)。
溶岩台地をブルドーザー一台分、無理矢理ならしてアスファルトを敷き詰めたような道。それを一歩外れれは、見渡す限りの岩、岩、岩。車で走ったハイウェイの周囲も荒涼とした溶岩台地だったが、それは富士山の周囲のような岩の感じだ。この辺りの岩は、まだ風化もさして受けていない、「ついこの間流れて、固まった」という感じのライブ感がある。岩自体が生きているような感覚だ。もちろんすでに冷え固まっているし、見た目ほどツルツルした感じではないのだが。
まだ明るいので黒い岩以外はこれといって見えない。だが、遠くの方でブッシュが突然燃え上がるのが見えた。そのへんまで、溶岩は来ているらしい。
暗くなるのを待ちながら、溶岩石の上でお弁当を食べる。あたりが薄暗くなってくると、なるほど、向こうのほうは、一見岩だが、所々赤く輝き、湯気が立ち上っているのが分かる。
もっと暗くなってきたので、今度は長めに露光してみた。
今回は残念ながらこれ以上近付けなかったので、天体望遠鏡で見てみるなど、まあ雰囲気だけ楽しむような感じだったが、なかなか面白かったのではないか。
すっかり暗くなったあとは、各自持たされていた懐中電灯を頼りに来た道を戻る。最後に、もう一度山に行くためだ。
つづく
投稿者 ogre : 2010年11月 3日 14:28
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