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2009
02 10(火)

そろそろコンデジの話をしようじゃないか。

[ 二次元娯楽:映漫アニゲー, 五次元的思考之蒙昧:Diary]

そろそろ今季の新製品もまとまってきたところだ。
なので、アタマを整理するためにもひとつ各社のラインナップを並べてみることにする。ついでに詳しい人の意見も聴けたらなー、なんて。

以下、順不同だ。

●富士フイルム FinePix F200EXR
「F30/31にくらべると……」と、ずーっと言われ続けてきたFinePixのコンデジ上位機種だけれども、ここにきてようやく?不得手な画素数競争から降りてきた。ただ降りるだけではなくて、この「スーパーCCDハニカムEXR」って新開発の画素は、「カタログ上の画素数は落とさずに実質の画素数は落として画質を上げました!」って言っているように見える。これ、間違ってないかなぁ?
ちょっと前からダイナミックレンジの広さをうたい文句にしているんだけれど、それも健在。
広角が28mm相当と、最近の「広角広め」領域だし、マクロも5cm。ズーム5倍はちょっと控えめか?
マクロ+フラッシュ撮影時の専用モード、なんてのは便利そうだ。
純正の防水プロテクタもあるし、ちょっと本気で考えたい。

●カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-FC100
ネタ(笑)。
店頭で前の一眼型のハイスピード機を触ってみたけど、確かにこれは面白い。以上、終了(笑)。
確かに面白いんだけど……。スポーツやっている人とか(ゴルフとか)、面白いかも。これまではせいぜいビデオでしか撮影できなかったけど、このカメラで撮れば超ストップモーションが楽しめる訳だ。
ただなぁ、ハイスピード撮影時はサイズが480×360になってしまう(最大)ので、「あとでベストなフレームを切り出す」的な使い方はできない。そこまでできたらカンペキだが、いくら何でもコンシューマにそれは無理か……。
広角端は38mm相当とやや狭め。防水ケースはないみたい。水中モードもないくらいだから。

●ニコン COOLPIX S710/630
えーっと、710と630では710のほうがハイエンドなの?
でも筐体は630の方がゴツイよね……。でも630は7倍ズームで、710は今どき3.6倍ポッキリ、でも最高感度と広角の広さ(28mm)は710の勝ちー、って、ニコンはこんなことやってるからダメなんだと思うよ……(厳密には画素数も710が上だが、ここまでくると画素数が10万やら100万やら変わったところであまり意味がない)。
これはあれか、社内に開発チームが複数あって、好き勝手やってるとか、そう言うことか?
そもそも、COOLPIXシリーズのホームページに乗ってるラインナップが14機種って、お前、もうちょっと絞れや!それとも古い機種の在庫が全然捌けてなくて、スペック消したくても消せない、みたいな話なのだろうか……。

●ソニー CyberShot DCG-W300/W170/G3
ソニーもソニーだ。W300とW170と、なんでこうハンパなんだ? 「ハイビジョン静止画出力」って、んなもんPC経由で出すんだから関係ないっつの!カメラから直接テレビに出力しているシーンって、これまで見たことありません……。
ポイントは笑顔検出と被写体追尾AF、顔に測光ポイントを置くオートホワイトバランス、ってところか。まあ、確かにいろいろあると便利ですね。風景もキレイに取れるみたいだし……。つか、風景がキレイ、ってのを自慢しなければならないのかなぁ、ソニー……。
G3に至っては笑うしかない。「フルブラウザ搭載」。なあ、ソニー、悪いことはいわん。フルブラウザ搭載するのは携帯ぐらいにしとけ? というか、本当に、次期サイバーショットは「携帯電話搭載!」とかって言い出すんじゃないのだろうか。これか。
W300をみてみると、確かに、使ってみれば便利そうだ、という機能が満載だ。それらが「気がつかないうちに」「自然に」使えるようなI/Fになっていれば言うことはないだろう。期待はしないが……。便利そうではあるが、「それ、面白そう!」という機能ではない。ううむ。

パナソニック LUMIX DMC-TZ7
パナソニックもパナソニックで、LUMIXばかり5機種もある。ただまあ、色がはっきりと分かるのが救いか。
とりあえずマイクロフォーサーズは別にしても、LX3はハイ・アマチュア向けのトイカメラ的な面白カメラで、おもわず物欲が唸りそうになるが素人向けでは無かろう、と。ビレッジヴァンガードあたりで人気が出そうだ。青山ブックセンターとか。こういうヒネたコンデジをカメラメーカーから出して欲しいところだが……。完全初心者向けのFX550はタッチパネル、防水デジカメFT1はシンプルに、アウトドア向けに、枕胴レンズなしの割り切り。普及機はFX40で、全部入りがTZ7だ。AVCHD Liteの動画機能を、TZ7とFT1には入れてFX40に入れないところが割りきりか。12倍という圧倒的なズームと相まって、TZ7とFX40の差を明確にしている。「ユーザーの分かれ目」をよく調べているなぁ、という気がする。両方に搭載している「個人認識」機能は、ま、おそらく使うことはないと思うが……。
水中で動画を撮るので、撮影中にズームが使える高画質動画はちょっと欲しい。水中では、ビデオが撮りたいことも多々あるが、将来的にもちゃんとしたビデオカムをハウジングに入れて潜る気はあまりしない。邪魔だし、ハウジングが高いからだ(水没したときのダメージもデカイ)。
広角25mmというのもすごい。広角ー望遠両端で群を抜いている。サンプルを見ると、さすがに広角端では球面収差が強く感じるが……。

●オリンパス μ-9000
富士フイルムが裏切っても、xDカードにしがみつくオリンパス。その意気やヨシ。ウチのxDカード、どうするべかなぁ……とも思うが、4GとかのSDカードがすごい値段で売られているので、ま、「買えばいいか、メモリぐらい」と思ってしまうのである。
というわけで、サイトは浅田姉妹ばかりが目立つオリンパス。28mm相当の広角からの10倍ズームが売り物。「DUAL ISで手ブレを防ぐ」というから、まさかCCDシフト以外にレンズシフトでも積んでいるのか、と思ったら、単に「CCDシフト+高感度(ハイスピード)」というだけだった。後者は富士フイルムのお家芸だしなぁ。多少シャッター速度が上がったからって、それでカバーできるなら腕でカバーできるだろ、とも思う今日この頃。
最近のカメラには「美顔モード」的なものがついていて、このカメラにも「ビューティーモード」なる、まあ、要するに肌色を塗りつぶしてシミを目立たなくしましょうね、的な機能がある。つまりフォトショか。デジタルファンデーション、という言い方もできる。μ-9000の場合、それに一段上乗せして、「ドラマチックアイ」という、瞳の大きさを補正して大きくしてしまえ、というトンでもない機能まで搭載している。ソフト部分だけ切り出して、ソフトウェアとして売ればいいのに……と思わなくもない。しかし、多分、自分を含め、もともと起きてンだか寝てンだかわかんないような人間には、無効であると思われるのだが、どうか。


…………
……
というわけで、個人的には、FinePixとLUMIXの一騎打ち、穴がEXLIM、と言う感じ。防水プロテクターがあるのが大きなポイントになるので、選択肢が狭いっちゃぁ狭いのであるが(もちろん、サードパーティ製のプロテクターを買っても良いが、高いし、数は少ないし)。
少なくとも来月中旬までには結論が出ていることであろう。こうご期待。


投稿者 ogre : 2009年2月10日 22:11



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コメント(4)

ほとぼりが冷めた頃を見計らって、いまさらレスしてみるテスト。

あくまで水中コンデジ主体で考えるならば、やっぱりF200EXRの一択だと思いますよ。
ただねぇ、レンズ暗めだし(それを補う為の新撮像素子か)マクロも動画もあまり強そうじゃないので、満足感が得られるかどうかは甚だ疑問。
普段使いでデカくても良ければ Canon G10 なんだけど…。

水中で一番使ってみたいのはLX3かなぁ。でもハウジング無いしねぇ…いっそ作る?!

個人的大穴は RICHO GX200。ハウジングはSEA&SEAのDX-1Gの側だけオークションでゲットして(笑)

>F200がオススメな理由
新素子の出来次第かなぁと。
1200万画素を画素結合処理で(解像度を犠牲にしても)ダイナミックレンジ稼ぐって方向性は悪くないと思うんですよねぇ。
ライティングで明暗差が極端になりやすい水中で、しかもギラギラするお魚撮る時とか、ダイナミックレンジ広いに越したことないし。

>これってコンデジなのかなw。
コンザバ・デジカメってことで。

>ポケットにサクッとはいらなそう。
typePだって入るんだから、気合いの問題です。
Gシリーズのマクロは超強力ですよ。ただしワイド端限定なので、ライティングがすごく辛いけど…。

追記。
LX3のハウジング、すでに作ってるとこがありましたね。
http://dive-tail.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/lx3-2ed8.html

あれれっ!? Tailの千々松さんって、実は自分のCカード講習してくれた人だったり。

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