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2011
02 08(火)

花のズボラ飯:久住 昌之 (原作), 水沢 悦子(絵)

[ 二次元的行間之隙間:Book]

どういうわけだか大人気で、当然のごとく少部数刊で(マイナな婦人雑誌の連載漫画だから)、Amazonでも長らく品切が続いて中古価格が大暴騰するという珍事に見舞われた「花のズボラ飯」、重版出ました。

花のズボラ飯
花のズボラ飯
posted with amazlet at 11.02.08
久住 昌之 水沢 悦子
秋田書店 (2010-12-20)

夫が単身赴任中で家中グチャグチャのズボラ主夫(本屋でバイト中)。とにかく美味そうに喰うその姿は、なるほど、そういうのもあるのかと気付かされる。このマンガで紹介されるレシピは、「ああ、やるやる」という類からちょっとマネしたくないものまでいろいろであるが、しかし、どれもこれも美味そうなことは折り紙付き。決して寝る前に読むべからず、なのである。

原作者、久住 昌之氏のロングセラー「孤独のグルメ」とあわせて読むともういけない。「孤独…」の焼肉のくだりなど、読んでいるそばから肉が食いたくなってしまうのだ。
「食べたくなってしまう」。グルメ(?)マンガで大事なのは、これだ。値段が高かったり、無闇に高級な食材をつかっていたり、「食べたいけど、無理だ」となってしまうマンガには夢がない。ノンフィクションであるなら別だが、フィクションである以上、そういうイキオイのあるマンガを読みたいものだ。そしてモリモリごはんをたべるのだ。

孤独のグルメ (扶桑社文庫)
久住 昌之 谷口 ジロー
扶桑社
売り上げランキング: 2447

投稿者 ogre : 2011年2月 8日 23:44



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