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02 05(土)
巌虎(秋葉原):巌流島ラーメン
[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]
「めんやむさし がんこ」と読むたのだろうか。それとまも「がんとら」であろうか。秋葉原周辺では「武仁」に次ぐ二店目の「武蔵」だ。(あとで調べたら「いわとら」だった。)レギュラーメニューは中華そば、つけ麺、巌流島ラーメンの三種類。今の時期は「麻味噌ラーメン」というのをやっている。今回は、他の店では見たことがない「巌流島」にする。腹が減っていたので「肉増し」をオーダー。中盛りと大盛りはサービス。もやし多めとニンニク増量も可能だ。ん?このオプションは……
そう、ビジュアル的には紛うことなき二郎系。うずたかく積み上げられたもやしの山をぐるりと取り囲むはバラ肉のチャーシュー。スープの湖面はようとして見えず、立ち昇るもやしのにおいに節粉の香りが程よく混ざる。さあ、胃を決して喰い進もうではないか……!
山盛りもやしには味はついていないか、ごく薄く、エウロパの海の如く深く隠されたスープに浸かった部分を掘り起こすようにして食べる。案に反してスープの味は濃すぎない。背脂こそ浮かんでいるが、スープそのものはさほど濃厚な感じはしない。節粉の味が強いので、すわ二郎系かと構えているとちょっとスカされる感じがした。もっとも、脂はそれなりに入っているようであったが。
微妙に強めの濃さのスープに、縮れた太麺。そのため味わいは逃げようもなく濃い味だ。ただまあ、中毒を起こすほどではない。ちなみに面の量は並盛・中盛・大盛から無料で選択できる。値段からすると大盛りを頼むべきなのだろうが、もうそういうトシでもない。うーん、大盛り有料でもいいからもう100円、安くしてくれないかな。
チャーシューは次郎独特の「チャンク」な感じではなく、ちゃんとした(?)チャーシュー。同じアキバの武蔵系列「武仁」の巨大な角煮に比べてしまい「普通だ……」という印象が強い。なるほど、全体的に二郎系をおっとりとさせた感じ、というところだろうか。次郎インスパイア系には違いないのだが、次郎ほどのインパクトはないし、それは逆に「とっつきやすい」「食べやすい」ということに繋がる。問題は値段だ。1000円というのは、ちょっと食べやすい値段、とは言えないんじゃないかな……。
見ているとつけ麺の評判の方がよいようだ。うーむ、ここでもつけ麺か。もっとこう、ラーメンで真っ向勝負してくる、力強い「ラーメン屋」が出てこないものだろうか、と、圧倒的ラーメン派である僕様などは思うのであるが、せっかくなので次回はつけ麺を食べてみることにしよう。
投稿者 ogre : 2011年2月 5日 01:29
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