« ダブル・フェイス(18):細野不二彦|メイン|本日有給とりまして〜 »

2009
05 06(水)

王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜 (22):大河原 遁

[ 二次元娯楽:映漫アニゲー, 二次元的行間之隙間:Book]

コンスタントにいつのまにか22巻。重複ネタは何度かあれど、これだけやってネタが尽きないとは、エレガンテの世界も奥が深い。もっとも、庶民は週のローテーションを維持するだけで精一杯でゴザイマス。最近は不景気のせいか、デパートのセミオーダーセールが毎シーズンやってるので、ありがたいといえば、ありがたい。

さて、この巻は1/3〜半分ぐらいが実際の取材再構成記事になっている。さすがに現実にインタビューした社長さんを架空のキャラ達と絡ませることには抵抗があったのだろうか。美味しんぼみたいなやり方ではなく、取材は取材としてきっちり表現し、その上で物語も同時並行。取材編は単行本書き下ろし、とかでも良かったような気もするのだが、そこは作者氏の良心・善意といったものだろうか。
児島のジーンズ、姫路の革、神戸の靴、大阪のニットと大立ち回り。最後にストーリーにストンと収めて、次巻へのヒキもバッチリ。しっかりとしたよいお仕事です(笑)。

まあ、ハデな話なんでしょうがないんだろうけど、オートクチュールばかりではなく、なんかこう、デパートで買って会社に着ていっておかしくないエレガンテ、みたいなところを攻めて欲しいなぁ、と思うのは哀れなる宮仕えの性(←自分で勉強しなさい)。

投稿者 ogre : 2009年5月 6日 13:05



トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.the5thdimension.jp/cgi-bin/mt/mt-my-mod_12_track_back_ogre.cgi/1894

コメントする