« 私的詩的至適ボーカロイド(15):炉心融解(メルトダウン)|メイン|大奥(4):よしながふみ »
01 15(木)
冷たい指を持つ男:The cold finger.
[ 五次元的思考之蒙昧:Diary]
朝が弱いのは前からなのだけれど、この冬は特によくない。痩せたせいか、カロリーを微妙に絞っているせいか、なんだかよくわからないけれど、手の先がキーンと冷えていつまでも冷たいことが多い。交感神経が上手く働いていないとか、そういうのもあるのかもしれない(適当に発言しています)。
そんな状況の中、今日は朝からATMに行ってお金をおろそうとした(何しろ昼飯を食う金すらない)んだけれども、これがまた動かない。なにがって、三菱東京UFJの生体認証、いわゆる「手のひら認証」という奴だ。
何回やっても認識しない。普通は「撮影→認証」というフェーズがあるのだけれど、認証フェーズに進まない事もしばしばある。何度もやると「お問い合わせ下さい」的な画面になってカードが返される。2回、それをやった後、3周目のチャレンジに失敗し始めたので、仕方なく問いあわせ電話機に手を伸ばしたのだった。
「あのー、生体認証に通らないんですけど」
「あ、はい、手のひら認証ですね。ダメですか?」
「ええ、カクカクシカジカでして。」
「ああー、そうですか。手が冷えていると認証しにくい事があるんですよ。」
「は?そういうもんなんですか?」
「ええ、結構融通が利かない機械なんです。ちょっと手を温めてから試してみてください。」
「融通……温める…………」
「何度かグーパーしてみてからですとかね、」
(やってみる)「はあ、こーやって……おお、通りましたよ!」
「そうですか、申し訳ありませんでしたー」
という。
融通が利かない、とか、おまいが言うなというところであるけれど、思わぬ事で引っかかってしまったものだ。
悔しくて言うわけではないが、「手が冷たいのが原因か?」というのは2周目ぐらいにはもう気がついていて、襟元に突っこむやら頬をこするやらいろいろやっていたところだったのだ。しかし、よく考えてみれば静脈に血が通っていることが大事なのであって、表面を温めるよりグーパーするなど、運動した方が効率的だった、ということか。
しかし、男の自分でもこうなのだからして、冷え性の女性とかは始終こんな目にあっているのだろうか。足の裏静脈認証とかではなくてよかったね、と言うべきなのだろうか(そんなことはない)。三菱東京UFJは、ATMに啓蒙ポスターぐらい張った方がいいだろうし、もしくは冷えに悩む顧客に養命酒を贈るなどしてもよいかもしれない。
投稿者 ogre : 2009年1月15日 23:57
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.the5thdimension.jp/cgi-bin/mt/mt-my-mod_12_track_back_ogre.cgi/1770
コメントする