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10 06(月)
消えゆくもの:Threatened
[ 五次元的思考之蒙昧:Diary]
秋葉原のブックオフにはじめていった。半年ぐらい前にはできていたものであるが、これまでいかなかったのは身の危険を感じていたからだ。ちょっと探し物をしてみたが、なかった。100円の文芸書を一抱え、買ってしまわなかった自分に花丸ひとつ。
CDコーナーもそれなりの充実度であったが、筋肉少女帯のCDは見つからず。なぜかなかなか遭遇しない。想像できる理由は三つ、流通量が少ない、所有者が手放さない、あまりにファンが多いのですぐ売れてしまう、ぐらいであろうか。筋少にありそうなのは、一番目と二番目かな……。
今後、オンライン販売が広がっていくと、このような中古販売のシステムは淘汰されていく事が予想される。大変古く、権利関係が複雑でネットに乗せられない、などという場合は別だが、マイナーなものに留まる気がする。ネットオークションが、そのニーズを補完するだろう。
ジャケットなどの装丁に凝ることもあるかもしれない。だが、書籍とセットの総合芸術でも目指している場合を除き、その本質がコンテンツたる楽曲である以上、ネット上のそれとCDに刻まれたピットの集合体に際はない(むしろ純粋なデータの方が有利だ)。メディアをクロスオーバーする手段としても優位だ。現に、PVの直接販売などが成果をあげている。ないのは特典ポスターぐらいか(中古にはないけど)。だからジャ○ーズはiTunesで配信しないのかな?
CDの次は書籍がその後を追う。紙がオンラインに対して持っているアドバンテージは縦覧性というところぐらいで、視認性・VDT症候群の問題を含めてインターフェースの問題だ。いずれは進化するだろう。さもなければ人間が順応し、進化するだろう。適応できなければ、淘汰されてしまう(文明が逆巻きになった場合は、この限りではない)。
ネット小説が流行っているとか、その兆候なのか、ただの一過性のムーブメントなのか、その判断は難しい。ただし、携帯電話のメール、というインタフェースは、(今のところ)表現能力が限られた、限定的なものだと考えている。だから悪いというわけではなく、だからこそ独創的な発想もあるのだろう。最終的によりよいものに取って代わられるまでは。
投稿者 ogre : 2008年10月 6日 23:47
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