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02 29(金)
麺屋きむら(秋葉原):ワンタン麺
[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]
秋葉原からは昭和通りを挟んだ反対側、方向としては病院の方のビルの一階にある。大きな通りの方からいくと、えらく奥まっていてよくわからない。
いかにも昔ながらの「まちのラーメン屋さん」といった店内で、メニューはラーメンとつけめん、あとは角煮やワンタンなどのレパートリー。トッピング形式でないところも昔風か。
店が醸し出す時間を、ラーメンの見た目も裏切っていない。そして味も見た目を裏切らない……。
醤油味のスープは、店内の能書きによれば「豚骨と鶏ガラにいりこをたっぷり」という話だが、動物(特に豚骨)のコクはあまり感じられない。いりこが醸し出すべき魚介の香りもとことん控えめだ。アッサリスッキリと言えばよい言い方だが……。醤油の香りも薄いが、味は意外に濃いめだ。しかし、コクのなさがいかんともしがたい。それを補うかのように甘さが足されているのが、これまた昔風。
麺は細目の縮れ麺。これも能書きによれば「保存料を使用しない自家製麺」だそうだが、スーパーで売っている生麺ならともかく、今どきラーメン専門店は保存料なんて使ってないだろう。自家製麺を売りにするには、特徴がない感じだ。
具は甘く煮たメンマ、ホウレン草、半玉。チャーシューはしっかりしまっているタイプで、まずくはない。
今回頼んだのはワンタン麺だが、これも自家製というワンタン皮はつるりと美味しかった。日本全国のワンタン共通の欠点として、具の少なさ、物足りなさがあることを、ここでも指摘しておこう。
総じて、「昔ながらの」ラーメンだったなあ、という感じ。そしてそういうタイプのラーメンって、どうしてか舌がピリピリしてくるのだ。麺と具はともかく、スープの完食はできなかったのだから情けない。
Technorati Tags: ラーメン
投稿者 ogre : 2008年2月29日 23:27
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