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01 30(水)
ボールを砲弾に持ち替えてぶつけ合えば全部平らになっていい気味だ
[ 五次元的思考之蒙昧:Diary]
ハンドボールのオリンピック予選で審判のジャッジが偏ってたとかなんとか。おかげでこれまで日陰のスポーツだった(屋内スポーツだから、という意味ではない)ハンドボールに脚光があたって棚ぼたな関係者もいる反面、クウェートの王子殿下が「そんなこと言うなら東京オリンピックには反対するもんね!前は賛成だったけど!」とかって言いはじめて、迷惑、みたいな展開になっている。
そもそも程度の低い人間なのか、民族の威信だか国家の野望だか知らないが、それを背負うと盲目になってしまうのか。
それを見た日本のマスコミが「それは困ったなぁ」とか「汚い」って言ってるけど、それは政治というものだ。
しかし、スポーツに政治を持ち込まない、というのが不文律なのではないか。
実際に「中東の笛」があったかどうかは知らないが、国際ハンドボール連盟(アジア連盟の上部組織)に日本と韓国が提訴し、国際連盟側がそれを認めたら従うのがアジア連盟のルールの筈が、それを一切無視しているのはアジア連盟(とそのボスである件の王子殿下)だ。ルールも約束も守れない程度の低い人間が「俺はIOCメンバーだぞ!」と威張り散らしている。そんな程度の低いIOCが運営するオリンピックなどこちらから願い下げだ、辞退する!ぐらいの事は言えないのか。幸か不幸か石原都知事の発言は聞いていないのだが、本当にそう言ってしまいそうだから、あえて公式の発言をしていないのかも知れないな(笑)
それにつけても笑えないのは副知事の猪瀬氏の発言だ。
「日本は湾岸戦争で1兆ドルもだしてクウェートを救った。だからクウェートは日本に感謝してオリンピック招致に同意すべきだ!」と来たもんだ。
猪瀬氏もちったぁマトモな人かと期待していたが、どうも違うようだ。
湾岸戦争後、クウェート政府が出した「ありがとうリスト」に日本の名前が載っていなかった、というのは有名な話だし、そもそも「戦争に協力したんだからオリンピック協力!」というのもオリンピックの精神に180度反している。IOC委員を買収して票を集めるのと同じか、下手すればそれ以上にタチが悪い。
戦争に協力したからオリンピックをくれ、だぁ?
オリンピック招致のお題目として、これほどまでに不見識な発言は聞いたことがない。
「あれは侵略者からクウェートを守った正義の戦争でs」
などと言い訳するのは目に見えているが。
仮に戦争に正義や不正義があったとして(その議論はここではしない)、しかし、戦争というものそれ自体が、近代オリンピックの精神とはまったく相容れないもののはずだ。
オリンピック誘致がこと政治問題化していることですらどうかと思うのに、その上戦争ですか。じゃあ世界中の紛争地域に武器を供給して、勝った方から票を買い集めればいいと思うよ?紛争地域の安定に一役買ってるわけだから、立派に正義の戦争に荷担したわけだし?胸を張って「戦争に協力したんだから票をよこせ」と言ってみたらどうだい?
オリンピックに反対する野党勢力は、そういうところをしっかり追い込む気合いを見せろって感じですが。
え?お前はオリンピック反対なのかって?
それはなんでか、だって?
そりゃ反対ですよ。というか、積極的に賛成していないというか。
そりゃもちろん、自分と周囲にとって特になるような事が、何一つ思いつかないからですよ。
なんてまあ、青臭いことを書いてみました。
全部戯言だけど。
投稿者 ogre : 2008年1月30日 01:12
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