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12 28(金)
ニコニコ動画中断にみるサイト有用性数値化の検討
[ 五次元漂流:Net, 五次元的思考之蒙昧:Diary]
ニコニコ動画がメンテナンスで止まっているのだが、
20時現在、作業終了時刻に関しては未定となっております。
おおまかな予定として明日の朝までにはサービスが再開できる見込みです。
詳しい情報が分かり次第ご案内いたします。
つう、話で。
これは、アレか。
500円/月払っているプレミアムユーザが、どれくらいのサービス中断なら耐えられるか、という、テストか(笑)
「サービス中断に耐えられる期間」が長くなる(まあ、つかえなくても困らないなーという状態)要因としては、
・サービスそのものがつまらない(面白みが少ない)
・サービスに大した値段を払っていない(500円だからいいか)
・サービスに代替手段がある(YouTubeでも見るか)
あたりがあって、耐えられない期間が短くなる(=すぐキレる)のはその逆だろう。
単純化すると、それぞれ、サービスの
・面白み(=f)
・値段(=c)
・代替手段による代替率(=A%)
そして、個々人の心理特性に依存する
・「待機時間定数」(=W)
といったところが要因だ。
「サービス中断に耐えられる期間(=t)」として式にすると、
W
t=-----------------
f × c × A%
という感じになるだろうか。
は、その個人の心理特性に依存する一定の値だ、とする。
代替率が100%ならサービス低下にキレることはなくなる。お金を払っていない(c=0)場合は式は成立しない。無理に言うならT=∞であって、「タダなんだからキレちゃだめだろ、そりゃ」、という感じだろうか。
cは固定、A%も代替サービスが広く知られていればほぼ固定、と考えていいだろう。Wが一定ではないのが困ったところだが、十分なサンプルを取ることでこれは平準化する、と仮定すると、
1
t=----------
f
↓
1
f=----------
t
という関係が成り立つ。
tはある程度定量的に測定できるので、次のような結論が導き出せる
「あるサービスの“面白さ”(あるいは有用性、利便性)は、そのサービスを意図的に停止したとき、ユーザからクレームが発生するまでの時間の逆数で表される」
cを導入することで、料金の違うサービスも同じ式で計算することが可能だ。これにより、そのサイトが持つ「面白さ」「利便性」といった、単にアクセス数では割り切れないものを数値表現することが可能になるのである。
まあー、つまり、面白い有料サイトが落ちてたらすぐキレるよね、ということを言っているだけなのであるが……。
投稿者 ogre : 2007年12月28日 01:03
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