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06 01(金)
らーめん西海(多摩センター):角煮ラーメン
[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]
多摩センターの駅からパンテオンの山を越えた反対側、住宅街の中にあるチェーン店。チェーンといえどもラーメン専門店が非常に少ない多摩センター周辺では貴重な存在だ。行くのがちょっと大変だが。
西海は、他の店には行ったことはないのだが、驚くべきコストパフォーマンスの良さが特徴だ。シンプルな「西海らーめん」は480円で、今回の角煮入りも680円。都内の専門店に比べたら200円ほど安いだろう。まあ、なんで安いんだ?と疑心暗鬼のもなってしまうのだが。
こちらのラーメンはトンコツにアゴ(トビウオ)のダシを合わせたスープ。見た目真っ白だが以外にあっさりまろやか。こがしあごだし、というのはよくわからなかったが、げっぷをすると風味が分かる……下品な話で申し訳ないが。あっさりとしながらしっかりとした味わいのスープに一役買っている。
具は乾燥アオサとネギ。「まる玉」の鮮烈なアオサの風味を知ってしまっているので、乾燥アオサではちょっと物足りない。香りではやはり劣る。万能ネギとの相性もイマイチだ。はじめチャーシューかと思うような、巨大な紅ショウガが入っていて、なんだか分からなかったので口に入れてびっくり。あまりに大きいので、スープに混ざってしまうようなことがないのはいいが、なんとも食べにくい。角煮は、標準的。大きさが小さめのかわりに数が多めだ。
……さて、ここまでくれば、カンのいい方にはお気づきだろう。このラーメンには大きな問題がある。それは麺だ。昼過ぎの、 すいている時間に行ったのだが、丸い中麺は粉っぽく、表面にヌメりがあり、あまつさえ一部では固まりになっていた。
茹でる際のほぐし方、粉の落としが足りなず、茹でるときのほぐしも不十分なのだろう。ひょっとすると茹で水を換えていないのかもしれない。昼時に大量の麺を処理した鍋の水は、すでに単体でとろみを持つほどだったかもしれない。
ラーメンの中心はスープであろうが、しかしそれは、セントラル・キッチンが完備されたチェーン店では、一定の水準が維持できてあたりまえ、というものだ。となれば自然、差は麺に宿る。バイト君には酷かもしれないが、もうちょっと修行して出直して欲しい。さもなくば、そこもきちっとマニュアル化してこその、チェーン店だろう。
Technorati Tags: ラーメン
投稿者 ogre : 2007年6月 1日 22:41
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