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01 15(月)
1月13日の日記。もしくは突発的上海蟹紀行(2日目・その1)
[ 五次元的思考之蒙昧:Diary, 旅行記:Travel]
引き続き上海旅行の2日目をお送りする。
ここまで書いたように、実のところ1日目にほとんどの目標を達成してしまったので(笑)、あと二日間はいわば余生だ。写真は朝食ビュッフェ。まあ、可もなく不可もなく。種類がちょっと少ないかな……。
牛乳はあまりおいしくない。
さて、朝食の後は近くの上海博物館に。少数民族のきらびやかな装束、古代に使われた青銅器、陶器、仏像、ユーモラスな仮面、などなどなど。景徳鎮の磁器がたくさんあるので好きな人にはたまらないかもしれない。本当にすごいものは北京なり台北なりの故宮にあるのだろうけど、紀元前から綿々と連なる歴史がそこにあるのは圧倒される。ゆっくり見ていると時間が足りないのでかなり足早に。書とか水墨画はほとんど見てない(笑)。
日本語の説明は全くないけど、必要ならば音声ガイドが借りられる(ただしポイントとなる展示のみ)。借りる場合にはパスポートか400元or7,000円のデポジットが必要。パスポートや高額の現金をセフティボックスに入れている場合もあるだろうから注意した方がいい。
そのあとはデパートとかを冷やかしながらてくてく歩き、「Green☆Massage」というマッサージやさんに。全身マッサージは当たり外れがあるので難しいところなんだけど、まあ物は試し。このお店は比較的高めの金額設定で、そのかわり英語や日本語のメニューもあり、受付は日本語会話も理解するので気軽にいける。45分やって88元。日本だと1分=100円が大体相場なのでべらぼうに安いと言えるだろう。全身マッサージとはいえ、主に背中に集中。やって欲しいところを伝えられる語学力がないのがいけないのだけれど……。腰にヤバイかなぁ、と思ったら、案の定、この日の夜から腰が痛い。直接ではないのだけれど、多分あちこち緩みすぎてバランスが崩れてしまった模様。帰ったら整体に行こう(なんだかなぁ)。
薄暗い室内は、奥に深く伸びていて(上海の建物の特徴)、間口の狭さからは想像もつかない収容人数を誇る。畳の部屋やペアルーム、全身オイルマッサージ用の個室もあったりするらしい。
頭のマッサージもつけたので60分、終わったときにはもう3時ぐらい。もうお昼はいいかーって感じになったので市内をまたウロウロと。いやもう、本当に今日はよく歩いた……。
それにしても上海市内は人が多い。こちとら江戸っ子で、新宿なり秋葉原なり渋谷なりをもう何年も歩いて雑踏は慣れている気がしていたんだけど、ここの人のパワーには圧倒されるものがある。数も多いし、歩いている人にパワーがある。歩く速度も速いし、信号は守らないし、避けないし。世界と渡り合うにはこれぐらいのパワーが必要なのかね……。
かと思うと、そんな雑踏から一歩裏を覗くと路地が続き、その先には昔ながらの住居があるのが見える。外面はキレイに取り繕っているのに……という感じなのかどうか。中の方は、昔の同潤会アパートのような感じだが実体はよくわからない。路地の入り口は門でふさげるようになっているのがほとんどで、場所によっては木戸番所や電子ロックを設けているところがある。多分、路地の先の一角がひとつのコミュニティとして機能しているのだろう。
そういえば、映画に出てくる香港や上海の街並みがそうであるように、実際の上海でも軒先に洗濯物がはためいているのが普通の風景だ。あまりにも普通に干してあるから、「あれは上海を演出するためのオブジェなんじゃないだろうか?」と勘ぐりたくもなる(笑)。ズボン下だろうがパンツだろうがブラだろうがお構いなしだ。これもまたひとつの文化だということだろう……。
さて、これを書いているのは3日目(14日)の深夜なのだが、今、正面の鏡をのぞき込んだら目の下にクマをつくった自分に出逢ったのでいい加減寝ることにする。カンベンしてください……。
投稿者 ogre : 2007年1月15日 01:09
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