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2006
02 03(金)

空海(渋谷店):東京加里ラーメン

[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]

ラーメン空海外観カレーラーメン

読み方はカレーラーメン、で合っている、と思います。(店員さんもそう言ってたし。)

「Vシュラン(という、V6がやっている番組コーナー。これって全国ネット?)で取り上げられたことがありますよ」、というので名前を見ただけで引いてしまうようなこのラーメンを食べてみることにした。券売機には「はじめての塩」「お勧めの加里」みたいな感じで書かれていて、一体どこから手をつけたものか困ってしまうけれど、まあ、ココロは決めていたので迷わずこちらを選ぶ。一日30食限定という触れ込みだったが、券売機周辺にはそのような記述は見られなかった。そのかわりつけ麺やカレーライスも出しているというのが目に留まる。・・・ラーメン屋でカレーライスぅ?

・・・まあ、蕎麦屋だって温かい蕎麦とせいろ、カレー蕎麦に場所によっちゃ天丼だって出してるんだ。こういうラーメン専門店(カレーライス出している時点で専門店ではないかもしれないが)があってもいいじゃないか、と不安を覚える自分を無理やりなだめてみる。

やや細めのちぢれ麺に茶色のスープが絡む加里ラーメン。具は焙ったラム肉と茹でたもやし、それにマッシュポテト。・・・マッシュポテト?ラム肉までは想定の範囲内ですが、マッシュポテトは意外でした。追加で頼んだ煮卵は蛇足だったかなぁ。

そして問題がこのスープ。えーと、つまり、・・・カレー蕎麦のつゆ?ああ、ただし、普通のそばつゆの上にカレールーがかかっているタイプではなく、スープ自体がカレー味になっている方式です。かなりスパイシーですが、カレールーをソースで溶いたものでしょう。ただし、カレー味が強いので、元のスープがなんだったのかはぜんぜんわかりません。他の塩ラーメンなどを横目で見る限りでは、鶏ガラのあっさり透明スープと思われます。が、こちらは赤い脂が浮かぶピリリとしたスープ。香辛料がかなり効いています。ちょっとクセのあるラム肉との相性はなかなかです。このあたり、鴨南蛮のノリかもしれません。マッシュポテトは食べている間にスープに混ざってしまい、なんだかよくわからなくなってしまいました。

まあそんなこんなでスープまで完食したわけなんですが・・・なんなんでしょう、この、食後に残る微妙な不足感は。表現として不思議だと思いますが、ラーメンを食った気がしないんですよ。あまりにも通常の「ラーメン」のスキームから離れているせいで脳がラーメンと認識しないのか、はたまた加里スープのパワーに麺を食った記憶が吹っ飛んでしまったのか(麺の味、コシ、そういったものが全く思い出せないんですよ)、とにかくまあラーメンとは異質のカレー味の何かを食った、という感覚だけが残るのです。

つまりは「今日はラーメンが食いたいぜっ!」と思っているときに食うと、こんな「???」な状態になっているのであまりお勧めできない感じが。薦めた友人曰く「今日の昼食はラーメンかなぁ、カレーかなぁ、と迷ったときにいいんですよ!」という話なのだけれど、そんなシチュエーションが一生のうちに何回あって、そのときにこの店が半径500m以内にある可能性を考えると天文学的な確率だと思うんですよね・・・。えと、つまり、たぶん、もう食べない。

でも隣で食べてた塩ラーメンがおいしそうだったので、それはそれで、食べに行きたい気分。ただし、カウンターだけのお店で昼食時はかなり混むらしいのでそこは外して。

※追記
今週号のTOKYO WALKERによると、カレーラーメンは今や時流の一翼を担う勢力となっているらしい。…認めたくないものだな(いろいろと

投稿者 ogre : 2006年2月 3日 20:28



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コメント(2)

しっかし、よくラーメン食べてるんだねぇ?。

まあ、ネタが思いつかなかったときに、書きためておいた記事を載せているってのもあるんですけどね。
結局は食べているわけで、実のところ、最近体重が…

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