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2006
02 10(金)

HELLGSING 1

[ 銀幕是即異次元之扉:Movie&TV]

アニメのレビューは客を選ぶので控えようと思ったんですが・・・まあ、映画カテゴリとして書いておくことにします。(そのうちアニメレビューが多くなってきたらカテゴリー追加するかも・・・ってそれってオタブログ化の進行を前提とした議論か。)

HELLSING 1〈初回限定版〉
ジェネオン エンタテインメント (2006/02/10)

んでー、まあ、コレなんですけど。アニメだってだけで客を選ぶのに、さらにその内容で客を選びます。平野耕太原作・コミックスのアニメ化です。

ご存知の通り(?)(ご存知じゃない方はウィキペディア参照)、このマンガは一度深夜でアニメ化されてまして、そのときはオリジナルストーリーをふんだんに突っ込んだ展開の評判がアレだったんで追っかけていなかったんですが、原作のファンとしては「原作を忠実」という触れ込みの今回のDVDはちょっと放っておけなかった、というところ。なにしろ発売延期までして作りこんでるのですからさぞや…と思ったのですが。

結果としてはちょっと期待はずれでした。50分と長めの尺ですが、それにしても原作冒頭からアンデルセン神父との遭遇戦までを一気に描くのは詰め込みすぎ。とにかく駆け足で、婦警の葛藤とかアーカードの性格とかインテグラとの絡みとか全部ぶっとばし。なんかダイジェスト版を観ているような気分になりました。

絵は全体的に悪くはないですし、カットカットを観ていると原作の雰囲気がうまく出ている気がするのですが、全体を通してみると動きなどもやや物足りない。太描きの線が手抜きに見えてしまう。等等。要所要所を固めるあまり、アニメとしての全体の品質に気が回っていない、そんな感じに見えました。

キャストもちょっと納得がいかないところが。アンデルセン神父がなんで野沢那智じゃないのか(まあ、これは以前からわかっていたもので、若本御大はそれはそれでパワーがあるのですが、いかんせん詰め込みすぎで・・・)、とか。そういえばインテグラ局長が榊原良子サンだと南雲警部のイメージが強すぎるよね(笑)。コレはTVA版からそうですが。そういうのもありまして、さて、2巻目以降に手を出すのが少々考え物になっているのであります。

投稿者 ogre : 2006年2月10日 11:14



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