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2004
10 22(金)

金龍ラーメン(らーめん):本店

[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]

巨大な券売機のパネルには「ラーメン」と「チャーシューメン」のみが並び、他のボタンは真っ白。それは大阪独特のエスプリなのかわかりませんが、大阪なんば、知らない人は居ない「金龍ラーメン」本店に行って来ました。

オーナー店主でない、こういうチェーン店が難しいのは、その店毎に味が違うこと。店で違うならまだしも、バイト君の差というのも侮れないほど大きい。今回は、それでやられましたね。

本店なんだからもうちっと何とかしろよ、というのは不景気に辛いのか、土曜とはいえ昼前というのが悪かったのか。取り放題のキムチと辛し高菜(これがまた手抜き無しに辛い)をツマミにビールをちびちびやっているうちにできあがってきたラーメン650円は、茹ですぎでふにゃふにゃになり、ちゃんとかき混ぜてないから丼の中でくっつきあい、江戸っ子の俺様をもって「啜りきれない(=途中でかみ切らざるをえない)」ラーメンとなっているのでありました。

「薄口豚骨」の元祖とも言われるスープやチャーシューはちゃんと作られているのでしょうが、最近の「豚骨のキツイ臭いはしないけどちゃんとコクがある」ラーメンを食べ慣れてしまうとパンチも物足りなく。チャーシューは堅めでちょっと味が濃い。まあ、夜、酒呑んだ帰りに寄って、キムチにニンニク(取り放題)を盛大にぶっこんで食べると、これがまたちょうどいいんですけどね。(それに、夜はきっともうちょっとまともなバイトがメンを茹でている。間違いない。)

食の都を自負し、「大阪にはマズイもんなてありませんよ!」という大阪人よ、もしこの金龍の堕落がこのままも続くようであれば、食の都に明日はないだろう。

投稿者 ogre : 2004年10月22日 01:39



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