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02 03(水)
ローマとかの休日(その16・20091022)
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ホテルで荷物を広げたら、早速ヴェネツィアの街に繰り出そう。ポツポツと雨が降り、すこし強い風が吹いている中であったが、すぐその辺にゴンドラがウヨウヨしている風景を見るといやがおうでもテンションが上がる。
「世界で一番美しい広場」と言われるサンマルコ広場まで歩いて10分弱。水路にかかる太鼓橋を渡り、着いた先は、
でっかい水たまりなのでありました。
この日は折からの雨に大潮が重なり、サンマルコ広場を中心とした部分が水に浸かっている状態。ビミョーな高低差があるようで、沈むところを縫って足場が敷かれている。ちょうど満潮を過ぎたところだったようで、アチコチで板をしまい始めていた。
そんなサンマルコ広場にある、1720年創業の超老舗、カフェ・フローリアンでランチ。
ビールとキッシュ。ビールは少しだけクセがあるがコクがあって美味しい。キッシュもすごく美味しい。値段も、まあ、いい値段するけど(笑)。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアでは、ヴェネツィアが一番物価が高い、とローマでの案内の人が言っていた。東京、大阪、京都、みたいなものかもしれない(いろいろ失礼である)
ちなみに、なんだかイケメンを揃えているような気がする。濃い顔をしているだけかもしれない(暴言)。
雨は次第に小降りになり、しまいには止んだのだけれど、昼間はずっと日が陰って肌寒い日。この日はまず、歩いて行ける範囲について回ってみることにした(この判断が後に大きな災いとなる……)。
そいでもま、ほぼ雨も上がったのでゴンドラも営業開始だ。
アメリカ人らしきグループのオジサンが、なんだか猛烈にテンション上がって大騒ぎだったのだ楽しい。
本当に(当たり前だが)全ての建物が水辺にある。窓から下を見れば水だ。せいぜい路地だ。「大通り沿い」などという言葉は(おそらく)無く「大運河沿い」とか、そういうことになるのであろう。
なかなか感じられない異質さ加減だ。だからこそこの都市が世界中から人を呼び寄せる、魅力的な街であり続けられる、とも言える。
そんな中に盆栽専門店なんて見つけると、日常が裏返った異質が異質の中に紛れ込んで表になれば日常だし、みたいな、なんともあやふやな気分になってくるのもいとをかし。
これはおかし。
そんな感じにそぞろ歩きは続くのであった。
次回は、サンマルコ寺院からお届けします(世界の車窓風に)
投稿者 ogre : 2010年2月 3日 00:49
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