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11 22（日）
ローマとかの休日（その９・20091020）
[ 旅行記：Travel]
ローマの礎を散策した後には、その遺構の中でも最大級のものである「コロッセオ」の見学だ。フォロ・ロマーノと共通のチケットであるが、コロッセオのキップ売り場は大分行列していた。朝早くフォロ・ロマーノに行って、そのままコロッセオに回るのが賢いやり方であるようだ。
いやぁ、それにしても、なんにしても、でっかいんだもの。
これだけでっかいものが良く残っているよなぁ、というのが正直な感想。建造物のスケールでいったらそんなに大きくない筈なんだけれども、歳経た石が持つ風格のようなものがある。もっと枯れた、寂れた感じが日本人向きかもしれないが、ま、そこは一大観光地なのだから仕方あるまいね……。
地下部分も良く眺めることができる。大ズームのカメラか、双眼鏡or単眼鏡はあったほうがよい。順路に従えば、地面レベルからひとつ上の二階席部分に上がって全体を望むことができる。人が多いので順路が良く分からず、適当に団体についていくとルートから外れてしまうので注意だ（あまり大きな字で順路が示されていないので）。
コロッセオからは地下鉄に乗って、昨日見忘れてしまった教会を見ることにする。サンタ・マリア・ディッラ・ヴィットリア教会。小さいけれど見所のある教会だ。もちろん（？）「天使と悪魔」にも出てきた（笑）
ベルニーニ作・聖テレーザの法悦。
四方を彫刻に囲まれた、ギュッとエキスを封じ込めたような雰囲気のあるところだ。
さて、ローマではこの教会が最後の訪問地となった。またぶらぶらとホテルまで帰り、待ち合わせ時間ピッタリにあらわれた迎えの車に乗って、テルミニ駅へと向かう。
改札がないヨーロッパスタイルの駅は新鮮な感じ。イタリアで電車、なんていうとなんだかいい加減（時間通りに来ない）なイメージがあるが、案外と時刻通りに動いているようだ。そりゃまあ、鉄道網も区切れ目無く繋がっているわけで、適当に20分ぐらい遅れてドイツに行ったらドイツ人はアタマから火を噴いて怒るか、既にビールを呑んでいるかどちらかであろうし（偏見）。
というわけで、そんなヨーロッパ全土を走り回るユーロスター・イタリアだ。最高速度はざっと300キロというが、残念ながら車内に速度表示が見あたらないので速度は不明。
車内はこんな感じ。
駅の売店で買ったピザロール的なものを食べながらローマを離れることになる。
さて、あっというまの3日間だった。あっという間ではあったが、ブログの連載にして9回使ってしまった。それだけ色々あった、ということなのだろう。写真とともに記憶を整理するだけでも一苦労、といった感じだ。それでもガイドブック片手に内容を整理していくと、行っておきたかったところや行けなかったところがいろいろ出てきたり思い出されたりして、「ああ、また行かないとなぁ」という気になってくる。もちろん、他にも行きたい国や地域は（国内も含めれば）たくさんあるので、果たして生きている間に行けたもんかはわからない。無理だ、というほうに賭けておいた方が堅いだろう。それでもなお、コロッセオが健在であるうちにもう一度、当地を訪れたいものだ。
しかし、それよりもなによりも、今年中に連載を終えることができるのか、そちらの方が問題だ。だんだん不安になってきたが……
投稿者 ogre : 2009年11月22日 22:32
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