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11 15(日)
ローマとかの休日(その8・20091020)
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いやー、長い一日だったね、10月19日。というわけで、旅行四日目、ローマ最後の朝となった次第。昼には迎えが来てしまうので、とりあえず朝飯喰ったらチェックアウト。大きな荷物は預けておいて、タクシーに乗る。出勤の車が行き交う中を、10分ほど走ると、目的地に到着。
そうです、ここがフォロ・ロマーノです!
戦前の脳味噌筋肉共が埋め戻してしまうという事態があったものの、何とか掘り起こせた分が公開されている。
どこが入口か良く分からなかったので、ひとかたまりになっていた観光らしき人たちにこっそりついていくと、コロッセオとの共通券を売っているチケット売り場に到着する。フォロ・ロマーノは無料公開、という話も聞いたのだけれど、見たところ、必ずチケットゲートを通らないと行けないようだ。まあ、ケチるようなところでもないのだけれど。
写真右奥に見えるのがサトゥルノの神殿でB.C.42ぐらいの。正面のアーチは「ユリウスのバジリカ」で、カエサルが着工してアウグストゥスが完成させた、とか、なんといっても無駄に古い。
所々、白い柱が立っているのは何かの前衛芸術的なオブジェらしい。古代との対比、的テーマはわからなくもないが、観光客は見たくもないだろう。イタリア人は、センスが好いのか悪いのか、良く分からないことが多い。
朝早かったせいか、閑散としていて落ち着いて見れる。大通りからの喧噪やヘリコプターの爆音はいかんともしがたいとして、しかし、今歩いている石畳を2000年前の人が踏んでいたかもしれない、という感慨に浸るには、ゆっくり立ち止まって辺りを見渡す時間と、適度な静けさが欲しいところだ。
林立する遺跡群は、それでも数百年の幅があり、その間にも打ち壊され、立て直され、その中でも残ってきたものだ。異民族に焼かれ、住む者がいなくなり、土に埋もれた幾星霜。通りに溢れたであろう人混みも、広場を埋めたであろう喧噪も、演説台の上から響く声も今はなく、晩秋の暖かな光に照らされて静かに佇む。そんな遺跡群を見ながら丘を登っていく。ローマの丘のひとつ、パラティーノの丘だ。
“最古の植物園”ファルネジアーニ庭園。
残念なことにあちこち修復工事中で立入禁止が多く、丘の上からフォロ・ロマーノ全景を望むことはできなかった。逆に、もっと入れるところもあったようなのだが、残念ながらこの日はあまり時間が取れない。
博物館も見れず、名残惜しいが坂を下る。北西側の入口から入り、フォロ・ロマーノの東の端に出たことになる。すると目の前に、
コンスタンティヌスの凱旋門が!という感じになる。まあ、もっとも、その前からもっとデッカイもんが目に入ってるんで、アレなんですが……
こんな感じで。
つづく
投稿者 ogre : 2009年11月15日 15:53
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