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2009
04 22(水)

麺処三四郎(小川町):特むらさき

[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]

三四郎

「天空落とし」の中村屋が東京に新店舗を!と言われても、本家を食べていないのでどんなもんだかよく分からないのだけれど、テレビとかでかなり有名であることは知っている。「中村屋」自体は海老名にあって、ホイホイ食べに行けるところではないというのに、全国レベルの知名度があるということは、どれだけ美味いんだろう、と思うところじゃないですか?(同意を求めてみた)

メニューは「むらさき(醤油)」、「うしお(しお)」、「まさら(カレー)」の3種類。「むらさき」と「うしお」にはそれぞれ「特」がある。……カレー?と心引かれるところであったが、夕飯が辛ーと決まっていたのでここは「むらさき」で。

ちらりと見たところ、「むらさき」と「うしお」では麺の色がちょっと違ったような……?

店長のバッジをつけた人(中村氏ではない)がダボを振っていた。かの有名な天空湯切り!?も見ることができた(専売特許というわけではないらしい)。

特むらさき

「特」の場合、追加のチャーシューと海苔、半玉トッピングがついている。

細麺は硬めに茹でられているが、吸収ラーメンのような硬さではない。なんだろう……そう、蕎麦の食感に似ている。しっかりと醤油の味と香りが立ち、鰹ダシの効いたスープがからむと、日本蕎麦を食べているかのような感じがするのだ。例えば鳥南蛮のような……。鳥南蛮の感じは、ショウガの香りがするからかもしれない。それがまた、得も言われぬハーモニーだ。
もちろん、全体的な味わいはラーメンだから不思議だ。麺そのものも味が濃い感じがする。箱を見ると、神奈川から届けられているらしい。細い麺だというのに、不思議とスープが絡んでいい味がする。
スープを作るとき、醤油ダレに前後して脂を入れていたが、それが鶏脂らしい。旨味が十分で、でもクドくなく、アッサリしている。「奥深い」と表現する味はこういう味なのだろう。複数の旨味のバランスが絶妙だ。
チャーシューは蒸しているのだろうか、普通の煮込んだチャーシューとは違うさっぱりとした食感。あとはほうれん草とメンマ。玉子の黄身はトロリとして、甘い。

一般的な醤油ラーメンの延長線上には「ない」、まさに独創的な旨さだ。もちろん次は「うしお」を食べるし、「まさら」も挑戦せねばなるまい。

投稿者 ogre : 2009年4月22日 22:55



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