2009
02 22(日)
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デトロイト・メタル・シティ(7):若杉 公徳
[ 二次元娯楽:映漫アニゲー, 二次元的行間之隙間:Book]
デトロイト・メタル・シティは、そもそもその成り立ちからしてグダグダであるし、グダグダであるべきなのだけれど、5,6巻あたりのグダグダと7巻のグダグダを比べると、明らかに後者がよいグダグダだ。そのグダグダの間にどのような差があるのかは、明確ではないが……。
「ブラック・デス・レコーズ」編の後半は、アートキワ荘改めメタル荘のエピソードを交えてパワー炸裂。根岸君の恐るべしD・T力から生まれた恨みが、クラウザーさんとなって現界に降誕する。どうして根岸君がクラウザーさんであることができるのか?なぜ根岸君でなければならないのか?その片鱗をかいま見ることができる、貴重な資料となる一冊であろう。
「デムズ」編があるが、こちらは、なんだか勢いだけであまり面白くない……。ドラマに深みがないのだろうか。多分、作者はD・T力のなんたるかを十二分に理解しているのだけれど、スカトロについてはネタとしてしか扱っていないから、なんだろう(まあ、十分に理解されても、それは気持悪いのだけれど)。
投稿者 ogre : 2009年2月22日 22:43
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