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2009
02 01(日)

iPhoto09はなかなか遊べる。

[ 林檎狂想曲:Mac]

iLife09。この「09」は「オー・ナイン」と読むそうだ。なんかひっかかるなぁ、なんだっけなぁ、と思ったらエヴァだった。どうでもいいですけど。

いきなりGrageBandやらiMovieやら、という訳でもなく、まずは最初はiPhotoを使っている。まだまだインターフェースはさわりはじめだが、このバージョンから搭載された顔認識システムが面白い。けど。

インストール後、最初の起動時に既存のライブラリが変換されるのはいつも通り。その後iPhotoは、手持ちの写真を全て読み込んで、顔認識のインデックスを作ってくれる。適当な写真を選択して「名前をつける」をクリックすると、写真中の人物に顔認識のワクが表示される。ちょうどデジカメの顔認識と同じだ。違うのは、この顔に、それぞれ名前をつけることができるのだ。
一度名前をつけた人は、サイドバーに追加された「人々」のメニューで見ることができる。その後、iPhotoは、その顔に似た人を、「これは○○さんじゃないですか?」と提示してくれるのだ。これが面白い。
最初のワンショットを登録した時点では、レコメンドされる写真は半分ぐらいは違う人が出てくる。男女を間違える事だってある。メガネっ娘からスタートすれば、ライブラリの中のメガネっ娘(どころかメガネの婆さままで)全て出てくるし、目が細い人から始めると目が細い人が勢揃いする。「確かにそれは似てるかもなー」と思わせるところがある。意外な並びが出てきて「ああ!あるある!」とディスプレイの前で笑い転げること暫し。提示された写真は「その人である」「違う」を設定でき、これによって精度を上げていくことができる。
認識率は、候補の絞り込みを3セットぐらい(合計20枚程度?)繰り返すとかなり上がってくる。女性の厚化粧程度ではまったくごまかされない。一見、えっ!?と思う写真が出たが、結婚式の本人だった、というのもある。目鼻口や輪郭のバランスで抽出しているのだと思うが、その点、人間より冷静で正確だ。逆に、手前に植物などが写りこんだ場合や、うつむいたりしている写真では判別がしにくい。ただし、横顔も人物と認識するので、数パターンの照合をしているものと思われる。さすがに正面の顔で横顔がマッチすることなどは少ないので、そういう場合は他の人のマッチングをしていくついでに、名前を入れていくといいだろう。
なお、顔認識がされなかった場合は手動で顔領域を設定することができる。

ちょっと使ってみたところでのコツとしては、各人物最初の一枚を選ぶところにポイントがありそうだ。

  • オードソックスな正面写真
  • できれば彩度や色調が極端でないもの
  • フラッシュが直接当たるなどしていないもの
  • もちろん、ピンボケでないこと
あたりを気をつけて選ぶとよさそうだ。

iLife '09
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投稿者 ogre : 2009年2月 1日 23:35



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コメント(3)

最初の1枚を選ぶときに気をつける点のひとつめ、なんかまずいことが書いてあって、反転文字になっているのかと思いました。

い、いや、あやまられることでもなくってよ!
べっ、べつにあなたのために教えてあげたんじゃないんだから!

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