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2008
12 28(日)

沖縄木灰そば まーさぬやー(秋葉原):とっぴんぐぜんぶのせ(普通麺)

[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]

アイスと「もっふる」で一世を風靡し、その末期には、何を考えたか店先でペンギンを飼っていた事でも有名(?)な、秋葉原ドラゴンアイスの跡地にできたのが沖縄そばの専門店。どういう関係があるのかよく分からないが……。それで、ドラゴンアイスはドコに行ってしまったのか、というと、ドラゴンアイスのWebページ(http://akibadragonice.com/)にアクセスすると「まーさぬやー」にジャンプするところから見て、つまり、まーさぬやーになってしまったのだろう。ペンギン抱えたアイス屋が、何をどうひねると沖縄そばになるのか、その課程を見てみたいものだが(ギャバン的な意味で)。どうでもいいが、ドラゴンアイスの地図が残されているあたり、哀愁を誘う。
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さてまあ、そんなお店に行ってみた。沖縄そばはラーメンではないけれど、麺+丼であるのでカテゴリは同じだ。ご容赦あれ。
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メニューはひどくシンプル。太麺 or 普通麺の沖縄そばに、トッピングは三枚肉(豚)、なんこつ(鳥)、ソーキから選ぶ。追加も可能。それにジューシーという炊き込みご飯をつけることができる。麺は大盛り可能。香り野菜とコーレグースーが入れ放題。といったところ。トッピングをバラで追加すると異様に高いので「ぜんぶのせ」を頼んだ。単品頼んだ場合と具の量が同じかどうかは、不明だ。

スープが異様に少なく感じる麺の量。とはいえ、うどんのようにスープを吸う麺ではないので、スープはこれでも十分だろう。うまくまわさないと、ゴワゴワして啜りにくい。
普通麺は「うどんよりもやや細い」麺、太麺は「きしめんよりもやや細い」麺、なんだそうだ。たしかにやや細めのうどんぐらい。沖縄そばを食べたことのある人なら分かるだろうが、特有のゴワゴワ感というか、ムッチリ感というか、それでいて歯にくっつくような感じではない、特有の食感だ。

具は写真の通り。上にあるのがなんこつで、なんかまあ見るからに貧相な感じだった。ソーキは煮込みの加減か形が定まっておらず、一人前なのか崩れて欠けているのか、謎。三枚肉は、ま、フツー……。
スープの味はダシも味もやや薄め。まあ、いかにも「業務スープです!」みたいなテンションの鰹出汁風スープを飲まされても味気ないので、まあ、こんなところか。コーレグースーをタップリ入れて食した。

ガシュマルの灰を利用し、沖縄の伝統的な作り方に乗っ取ったという沖縄そば。「東京では当店だけ」というポスターの文言は、まあ、秋葉原店は二店目なので早く直した方がいいとして、確かに東京では、ひょっとすると沖縄でも滅多に食べられるものでは無いのかもしれない。だったらせめて沖縄で食べたいものであるし、東京にあって他の食文化と競争していくには物足りない。一見は入るが、常食にするかというと、疑問だ。満腹にはなるが、満足感に乏しい。
まあ、秋葉原は観光地でもあるので、テーマパークの一部、「沖縄館」的なところではいいのかもしれない。ああ、あと、ラーメンに比べれば比較的割安、というのもよい。大盛りが150円増しなのは、高めかもしれないが。

投稿者 ogre : 2008年12月28日 23:37



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