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10 23(木)
小さな商店でも巨大な資本に対抗できるかもしれない:Battle of Brassiere.
[ 五次元漂流:Net, 五次元的思考之蒙昧:Diary]
『「AAA」から「I」まで 88サイズから選べるブラジャー、ワコールがネット限定販売』(ITMedia)という記事をみて、なんでITMediaが女性下着の話題に食いつくのだ?ITMediaにはそんなに胸のサイズに困っている人がいるのか?と思ったのだけれど、よく考えたらB2C的な考えでは、DELLやHP、古くはGatewayがやっていたやり方を、ワコールが女性下着に取り入れましたよ、という話に還元できるのであった。
なるほど、完全オーダーメイドであることを除き、また、その「型」の違いがメーカーの違いと割り切れるのであれば、サイズだけで部品を組み合わせ、簡易にB2Cを実践できることには違いない。靴のように、その「型」の違いで七転八倒する場合なら別だ。もっとも、ブラジャーにも「わたしはトリンプのじゃないと形があわないのよ!」みたいな事があるかもしれないので、一概にはいえない(んなことがあるのかよくわからんが)。
ダイビングの世界で、ウェットスーツやドライスーツの場合、吊るしでなければセミオーダーということになるのだが、その時に計る場所というのは、普通のスーツの比ではない。多分、50カ所ぐらい計るのではないか。もちろん人に計って貰うのだが、正確に計るための特別なメジャーがあり、指示イラストが用意されている。そういうシステムができあがっている。
ブラジャァの場合は、まあ、自分で計らなくてもお年ごろの女性なら自分のサイズは知っているであろうが、たとえばスーツとか、ワイシャツとか、自分のサイズを自分で把握している場合って、少ないかもしれない。
これらを効率よく計るツールを開発し、ネット経由で安価にイージーオーダーを頼めるシステムができると、それはそれで人を集められるような気がする。「ちょっとだけリッチな気分」を楽しめる、そんな仕組みだ。
ワイシャツの他にもいろいろある。靴の場合、サイズなどは難しいだろうから、例えば頭、帽子。サイズはもちろん、ツールを工夫すれば頭の形を取ることも難しくはなさそうだ。何カ所かメジャーで計って類型を選択し、型紙から選ぶのでも良い。高度にフィットした靴下や、手袋などもできるかもしれない。
しかし、もちろん、これらの仕組みは、「この形ならコレが合うな!」というエキスパートシステムが必須にな。そうかんがえると、ブラジャーだってサイズとカップの形だけで売っていいのか?合うのか?という気がするが、それはよく分からないので気にしないことにする……。それはともかく、必須になるのは、そういた「お店の頑固オヤジの知恵」を数値化することであり、それをロジックに転換するところだ。もちろん、きめ細やかなサービスは期待するべくもないが、ま、オンラインショッピングの話だしな……。規模が小さい所なら、サーバの向こうに頑固オヤジがひとり座っていればいい話かもしれない。
ただ品揃えをよくして店を構え、安値で通販していていい時期は過ぎ去っていく。この先の経済状況にもよるが、しかし、安値だけでどうにかなる訳でもないだろう。安値を売りにしていれば、自然、値上げすることもできないから、大きなゲインを得ることもできない。ましてや仕入れ値が上がれば大打撃だ。その点、そういった「イージーオーダー」は、小さなお店ならあるだけの在庫で、ワコールのような大手なら工場の効率化によって、それぞれ実用化することが可能であると思う。
よっぱらいながらも、たまには真面目なことも書いてみましたw
しかし…………Iカップで、アンダー100とかって、そもそも100ってのが僕様の胸回りのサイズなんだけどさ、さらに 100 + (2.5 * 8) + 10=130。……トップ130……(そもそもアンダーとトップが30センチ差、というところで想像の埒外なのだが)。
投稿者 ogre : 2008年10月23日 23:35
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