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2008
09 23(火)

六本木で旅と人生を語る会〜Travel is life.

[ 五次元的思考之蒙昧:Diary, 旅行記:Travel]

”六本木・東京ミッドタウン"
(写真はイメージです)

六本木で、友人達とギリシャ料理を囲む会をやってきた。
何か最近、土耳古料理とか食べ付けているせいで、目新しさってもんがあまりないんだけれども(笑)、松ヤニの香りがついた白ワイン、というのは、なかなか新鮮な感じがしてよかった。

今回は夏休みの旅行のお土産交換会的なところなのだが、ギリシャに行ったにもかかわらず全然ギリシャっぽいモノを食べなかった、という友人某氏のための企画であった。そして、その旅行記というのが、なかなかに壮絶にして楽しい話だった。そりゃまあ、ギリシャに行ってギリシャ料理を大して食べなかった、というんだから、普通の旅行ではなかったことは、確かだ。
旅にトラブルはつきものだが、それにしてもスゴかった。トレッキングツアーに参加したら田舎町に放置されたとか、そのまま深夜までそこにいた、とか、いったいどういう事???しかも信じられないことに、女性コンビの旅なんだぜ……。

自分もこのところ旅行などはだいぶ行き慣れたかしらん?という感じはするが、それでも行く前には用意周到に調査して、それこそ「そこまで知ってたらもう行かなくてもいいんじゃないか」と言われるぐらいにまで調べる。そうしているのが面白い、というのもあるのだが、それくらいしないと不安だ、というのもある。
旅程についても同様で、個人旅行(パックを使わない)であっても、エアライン始め、交通手段のチケットと、ホテルの部屋だけは先に押さえておくことにしている。今どき、現地のエージェントでもホテル直接でも、ネットですぐに連絡がとれる、というのが便利だ(英会話よりかは、英語のメールの方が100倍ラクだし、いざとなれば日本語の通じるエージェントを探せばいいのだ)。
こういう旅行について、自由度が無くなるからよくない、という思いの人も少なくなくて、それはそれで分かるのだけれども、逆にある程度制限するからこそ計画が立つ、というのもある。計画なしに行ったら、博物館や美術館で過ごしきりました、なんてことも起きそうだ。
きっちり予定をしていると、不意のトラブルに弱い、というのも確かにある。交通事情で移動ができなかったとか、体調を崩して出かけられないとかがそれだ。しかし、そのようなトラブルに対処するのも旅の楽しみのひとつであるし、ある程度のトラブルに対処できるように融通を利かせられるようなプランを(事前にでもその場ででも)考えられるかどうか、というのもスキルのひとつだ(反省することも多いが)。
件の友人氏は、その後、恐るべきトラブル・シューティング能力と神懸かり的な集中力で危機を脱したのだが、そのような危機に陥る前になんとかせい、という言葉をあえて飲み込むならば、希有な体験であったに違いない。それはそれで羨ましいのであるが、前述のような性格であるので、多分マネをすることはできないし、するつもりもない。同じような目にあっても、同様にシューティングできる自信がないからだ。まあ、その割に、人生と金遣いは行き当たりばったりではあるが……。

しかし、なんだかプロジェクト運営の話みたいになってきたな……。
予定を立て、調査をし、周到に準備をしてもトラブルは発生する。するとトラブルシューティングのスキルが必要になる。その中にはコミュニケーション能力が必須であり、その第一は(特に海外では)言語スキルそのものだ。
まあ、プロジェクトの場合は、計画立案はともかく、見積もりっていう、(個人的には)クソつまんねぇ上にストレスフルな作業が先にあるので、旅行計画みたいにワクワクってことも、なかなかないものだが(それに、始まるときより終わるときの方が待ち遠しい)。

投稿者 ogre : 2008年9月23日 23:26



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