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2008
09 18(木)

オークションと箱の謎〜The truth of capitalism.

[ 五次元的思考之蒙昧:Diary]

オークションで買い物をすると、よっぽど古いものでない限り、しっかりと箱がついてくることが多い。「付属品全部あります」なんていうと、当然、箱も付属品のウチ、みたいな扱いだ。

先日買ったディスプレイだが、コイツの箱を始末しようとして、ふと考えた。
もしこのディスプレイをオークションに出す日が来たときに、箱があるのと無いのとでは値段が違うかもしれない。たとえ同じだったとしても、梱包材などを調達する費用はバカにならない。ならば箱を取っておけば……とはいえ、場所の占有を倉庫代の(見えない)消費と見なした場合、5年も経てば相殺できるだろう、と考えて結局捨てることにした。ただし、考えているうちに休日が終わってしまったので、まだ捨てていない。

そこで思ったのだ。
もしかしたら、古いものを(オークションで売ってもいいくらいの状態で)大事に取っておいたり、あまつさえ箱や付属品まで取っておくようなしっかりとした性格の人が、コツコツと蓄財し、箱を置いておいても苦にならないような大きな家に住めるようになるのではないか、と。
やはり何事もコツコツやらないといかんのやなぁ、と。

もちろん、お気付きの通り、そもそも箱やモノを取っておける広い家がなければスタートラインに立てないので、これは資本家は資本の再投下によって資本を拡大できるという事を言い表しているに過ぎず、つまり、プロレタリアートはブルジョワにはなれないのだよ、というマルクス以来の真理を言い表しているに過ぎないのだ。

ああっ!ブルジョワジーッ!ブルジョワヌーッ!!

投稿者 ogre : 2008年9月18日 23:26



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