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2008
09 30(火)

相場の相似:Drinkable = true.

[ 五次元的思考之蒙昧:Diary]

お茶漬けの専門店、というのがある。
ご飯に具が乗っていて、そこにだし茶をかけて食す。小鉢がセットになっていて、それで全てだ。

お茶漬けを食べてきた、と言うと「ふうん」という感想が普通だが、「900円だった」と続けると「えっ!?」という反応を示される事が多い。自分も最初はそう思った。
「お茶漬け」といえば「冷や飯にお茶漬けの素、それにお湯」と、普通は思う。だとしたら原価は……50円ぐらい? もちろん、店で売られているものは、そういう、家で食べるものとは違う。それはまあ、1500円する親子丼だって、同じ事なのだが、お茶漬けが900円、というのは……。

能書きによれば、その独特の旨味がある「だし茶」は、昆布といりこ、それに宗田節、鯖節、鰹節からダシをとり、そこに鶏ガラのスープを加えたものなのだそうだ。どこを取ったら「茶」なのか、と問いあわせてみたいところである。これは、「スープ」ではないか。

そう、つまりこれはラーメンと同じ構造だ。乾物を中心とした魚介のスープに動物(鶏)のスープをブレンドする。麺もお米も熟慮し、具材も多くはないが、選別する。その結果、鯛茶漬けが900円……。
なるほど、シンプルな塩ラーメンに900円出すのであればチャンとしたお茶漬けに900円出すのも同じだ。納得感が出てくる。何事もこだわっていくと、(同じ一杯の丼に換算したときには)相似してくるものなのかもしれない。

そして何より、ラーメンもお茶漬けも飲み物である、という一点で同じ仲間ではないか。なぁ?

※蛇足
多店展開したり、ダシの冷蔵保存を可能にしているだろう点などで、お茶漬けの方が原価は圧縮可能かもしれない。かといってこのお茶漬けを750円とかにしてしまうと、逆に高級感を削ってしまい、お値打ち感がなくなってしまう(実際の原価を知らないのだから、「だから暴利だ」などと言うつもりは全然ないので念のため)。そういう意味合いでも、この値段は妥当だと思う。
それに多分、お茶漬けの方がカロリーは低いだろう(ラーメンだって、スープを飲まなければいいのかもしれないが……)。
胃に対する満足感、という点では、ラーメンの方が重いかもしれないが、これは種類にもよるし、なによろ胃に負担がかからないとか、ローカロリーというところとバーターであろう。

投稿者 ogre : 2008年9月30日 21:43



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