« デトロイト・メタル・シティ(6)|メイン|黒鷺死体宅配便(9):山崎 峰水、大塚 英志 »
2008
08
23(土)
のだめカンタービレ(21):二ノ宮知子
のだめ最新刊。
連載の進み具合は(さすがに)よくわからないんだけど、作者の二ノ宮氏は現在妊娠中で、臨月に入ったら休載する予定だとか、ってどこかで読んだ気がする。
この巻は、前巻から引き続き、物語にとってかなり重要なターニングポイントとなるであろうパートだ。前巻から振られてきた千秋とRUIのコンサート、それを目の当たりにし、道を見失ったのだめの前にあらわれる悪魔(シュトレーゼマン)。彼が差し出す右手はのだめなに何を与えるのか(奪うのか)?というところでちょうど時間となりました〜♪(ええーっ!)
単行本のタイミングまで考えてストーリーを作るって、漫画家ってのは、本当にスゴイ……
ドラマ的に転換点であり、逆にページが白っぽくなってしまった気がする(もとより背景がないんだけどさ)。のだめと千秋の絡み(「○○○○ー!!」「ぎゃぼーっ!」)ってのが少なくて、より淡泊な感じが強い。ギャグパートは、なきにしもあらず、といったところで、全体的にシリアスティックなのだが、イマイチ深く感じられないのは「のだめ」だからか?オクレレール先生やシュトレーゼマンが「何か」を感じ取っていて深刻になっているのだが、のだめや千秋はもとより、読者にもその「何か」がまだ提示されていないし、少なくとも自分には理解できないでいる(千秋は漠然と感じているようだ)。彼らが見通している「何か」が明らかになるのは、次巻のシュトレーゼマンとの共演になるのだろうか……。
投稿者 ogre : 2008年8月23日 06:07
トラックバックURL: http://www.the5thdimension.jp/cgi-bin/mt/mt-my-mod_12_track_back_ogre.cgi/1610
コメントする