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2008
07 23(水)

美しくない日本語ーChanging the word.

[ 五次元的思考之蒙昧:Diary]

mixi経由ORICON STYLEより

格闘家・中村和裕が、19日(土)付の自身のブログで「結婚します。あわせて子供もいます。できちゃった婚と言われがちですが 私の場合はさずかり婚です」と結婚を発表した。

……さずかり婚って(笑)

いやもう、「おめでた婚」でも「さずかり婚」でも「事婚」でもなんでもいいんだけどさ(最後のは今、作った(笑))、なんかもうくだらない言い換えでごまかしをするのは、やめよう。
ようするに「やることやってたら計画外に妊娠しちゃった(させちゃった)んで責任取って結婚します」って事でしょう?
それってつまり、避妊もせずにルーズにやっちゃってました、って事じゃない(そりゃま、成功率100%ではないけどね)。それを誇らしげに「でも結婚するからいいでしょう?」ってのはおかしいんだよね。「妊娠=結婚」という前提を受け入れるということは、とりもなおさずその順番が逆だ、ということを認識していることに他ならないでしょう。ということは、「すいません、やっちゃいました(テヘッ)」という開き直りに過ぎないわけで。
「僕の(私の)下半身はこんなにルーズなんだよ!」って、自慢してるんですか、あなたたちは。

以前の「できちゃった婚」は、言葉の意味的に「事故」的なフレーズを含んでいて、生まれてくる子どものためには良くない、という意見もわかる。しかしそれは、逆に、「予定外のことでホント恥ずかしいんですけど」という、恥的なニュアンスを含んだ言葉だったように思う。「子どもができるのは無条件に喜ばしい=恥じる必要はない」という考えもあるだろうが、順番を守る、ということも、ある意味ひとつの文化だったわけだ。

まあ、事ここに至っては、そんな文化に守る価値はない、と、いうのが大勢の判断なのだろうね。もっとも、個人的にはどっちでもいいんだけど(笑)

政府としては、アレかね、先に作っても後で作っても子どもが増えて結婚世帯が増えること自体は歓迎なのかもしれないね。でもそれって結婚数の1/3は離婚している、という状況を見ると、話が変わってくるのよね。

フランスなんかと違って、シングルマザーのリスクや負担が少なくなるような社会システムは、日本ではまだできていない。しかしその一方で、シングルマザー・シングルファーザーになるリスクがは非常に大きくなっているように思える。少子化対策には、その方がいいのかもしれないが……。社会のリベラル化(カオス化、といってもいいかも)にシステムが全く追随できていない。……いつものことではあるけれど。

ちなみに私は、車を運転しなければ人身事故を起こす心配はない、という立場です。

投稿者 ogre : 2008年7月23日 07:40



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