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01 19(土)
つじ田(淡路町):二代目つけめん
[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]
靖国通り、神保町のスキー屋街を抜け、小川町に差し掛かったところにあるお店。よく行列を見かける、つけ麺とラーメンのお店だ。
ラーメンメニューはこの二種類と、トッピング全部入りの「二代目〜」のみ。並んでいる間に暖かいお茶がサービスされるのは嬉しい(この日は冷たい雨が降る日だったのでなおさら)。
今回はつけ麺を「二代目」で注文。
つけ麺の醍醐味のひとつである、太麺のモチモチ感はなかなかよい。しっかりと水気が切ってあり、定番の甘辛いスープがよくからむ。
スープは典型的なスタイルだが、比較的脂が強めに感じる。酸味より甘さが際立つ。節系の味わいもしっかりしている。どちらかといえば濃い味だ。
少し楽しんだところで麺に付属のスダチを搾ってよくまぜる。つやつやと光った麺の爽やかな香りが、脂っぽさを消して舌を飽きさせない。具のチャーシュー(スライス)、メンマ、海苔(別乗せ)と食べ進み、今度は卓上の「黒七味」を振りかけた。山椒とケシの実の香りが、パッと立ち、また味覚を甦らせてくれる。たったこれだけのことで、と意外な感じだ。
スープ割りは、ちゃんとラーメン用のスープで割ってくれる。ここにまた黒七味を入れると、パウダーが香油のようにスープに溶けて味わいが広がる。最後まで飽きさせない。
大勝軒由来の、つけ麺の「セオリー」に乗った上でさらにその上を目指す。無用な合理化や小手先の多様化だけではなく、ちゃんとした仕事でひとつ上の味わいを目指す。こういう店が増えているのが、昨今のつけ麺ブームを牽引しているのかもしれない(と、カッコよさえげなことを言ってみる)。
Technorati Tags: ラーメン
投稿者 ogre : 2008年1月19日 20:24
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