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2007
12 06(木)

Mac(cro)Bookで遊ぶ・平行線。

[ 林檎狂想曲:Mac]

Apple Store(Japan)

IntelMacを買ったら一度はやってみたいのが、仮想環境によるWindowsのブートだ。
最初にBootCampを切ってWindowsを入れておくと、デュアルブートはもちろん、このパーティションのイメージを使って仮想マシンを立ち上げることができる。今回はParallels(体験版)を使用した。


HDDと一緒に買ってきたWindowsVistaをインストール。同時購入H/Wと同時使用しているのでライセンス条項にはカンペキに従っているぞ(笑)。
Macのメモリは4Gあるので、仮想マシンに1G割り当てると、ソコソコ快適に動作する。ベンチマークなどでの測定はまだだ。というか、このところ、ベンチマークなんてやってないもんだから、どんなベンチをかければいいのかもよくわからないのだが……。

起動は問題ないし、Prallelsの最新機能であるコヒーレント機能も動作した。この機能を使うと、仮想マシン内のWindowsアプリケーションをMacから直接操作できる。ただ、これをやるとMac側がカーネルパニックで落ちることがある。

キーボードが違うので、@や¥に一瞬悩むとか、右クリックがないのは(Windowsでは)やっぱり不便ね、とか、そもそもVistaってなんでこう使いにくいんだYo!という点を除けば、まあ、問題ないだろう。

というわけで、早速、Macではサービスを受けれらないGyaoに繋いでみたのだが……というのが、上の写真。
ご覧の通り、WMVで再生されるべきウィンドウが真っ暗だ。WindowsMediaPlayerの起動するページまで行っても、アクセスように見えながら再生は開始されない。

はてさて、と思って調べると、このような記事が見つかった。

 さらに注意したいのは、Business/Enterprise/UltimateのゲストOSになれるSKUでも、デジタル権利管理技術やUltimateの「BitLocker」はゲストOSでは利用できないということだ。これは、素直に読めばWindows Media DRMも対象になるので、例えば仮想マシンの中でWindows Media DRMを利用したGyaoのようなサービスも利用できないということだ(このこともライセンス条項に記述されている)。(原一輝のユビキタス情報局(PCWatch)

はあはあ、そういうことですか。
記事はライセンスの縛り、ということを書いているのだけれども、WindowsかMediaPlayerのアップデートで縛るようになったのだろう。これまでは、ライセンスで禁止されていても再生はできたらしい。となると「あえて」再生を禁止するようにしているわけで、しかし、だからといってコンテンツを泥棒しようとか、そういうことに繋がるとは思えない。どういう意図があって禁止されているのかわからない。まったく、ふざけた話だ。
逆に言えば、OSが、「今は仮想環境で動いている」ということを認識できているわけだ。OSがわざわざプラットフォームを判別しているとは思えないので、仮想環境側とOS側で何か握っているのだろう。歯がゆい。

とはいえ、GyaoのためにわざわざBootCampで再起動するなんてナンセンスだ。XPでも探してきて、入れるかな……。

ま、そうまでしてGyaoを見ることもない、のだけれど(←こういう意見が多いから、Gyaoはイマイチ離陸仕切れないのだと思うよ)

投稿者 ogre : 2007年12月 6日 22:47



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コメント(2)

まあ、そこまでのビジネスモデルか、ということで。

>ビジネスモデル

いやまったく。
DRMつけないと権利者から動画が集まらないよ、ということなんだろうけど、どうせ無料で配信してるんだったらそれが流出したからなんだよって感じに思う。
Silverlight(MSのFlash代替技術)でMacでも見れるようにする、ってんだけど、要するに、WMPが、簡単に多プラットフォームに対応できないガリバーになっちまって身動きが取れない、というのが本当のところだろうね。

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