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MacOSX10.5Leopardインストールレビュ

[ 林檎狂想曲:Mac]

チェーンジ、レオパルドン！！

というわけで、MacOSX10.5Leopard(n)をインストールした。

一般的に、OSのインストールは既存のOSにそのまま上書きする場合と、フォーマットしたHDDに新規にインストールする場合がある。この項では、それぞれ「アップグレードインストール」「新規インストール」と呼ぼう。
安全性や互換性の観点から考えて、できれば「新規インストール」を選ぶのが常道だろう。特にMacの場合には、別のマシンから新マシンへアプリや環境を自動コピーする機能があるので、これを使う。つまり、
「既存環境をFireWireの外部HDDに完全バックアップ」（CarbonCopyClonerなどを使用）→「HDDをフォーマット」→「新規インストール」→「バックアップ環境を接続してコピー開始」
という手順を踏めばよい。

というのは、理想論で、実際の所はそれだけ時間をかけたくない、早く新OSを使いたーい！と思うのが心情だ（笑）。
そんなワケなので今回はアップグレードインストールをしてみた。
この方法は簡単で、LeopardのDVDをセットし、インストーラを起動するだけ。指示に従って再起動させるとインストールが開始される。
注意しなければならないのは、インストール時にDVDのチェックがされる点だ。意味合いは不明だが、これに結構時間がかかる（多分DVDの速度に比例するだろう）。DVDにはプレス業者MegdiaGateのマークがある。もしかするとコピーガードがかけられていて、その関係かもしれない。
そのまま放っておけばインストールは終了するのだが、アップグレードインストールの場合にはいくつか注意しておくべきことがある。

●システムの機能拡張を停止・アンインストールする
Appleの新OSは、Windowsのように広くベータテストを実施しない。一部のシードディベロッパーにのみベータ版が配布されるので、機密は保持されるが、逆に既存ソフトの対応がなかなか進まなくなる。そのため、フリーウェアやシェアウェアのような規模の小さいマニファクチュアは、基本的に対応されていない、と考えるべきだろう。
アップグレードインストールの場合、これらの機能拡張が引き継がれてしまい、動作不良を引き起こす場合がある。実際、システムが非常に不安定になってしまった。なので、インストール前に取り除いておくべきだろう。
自分の場合、アンインストールしたアプリケーションは以下のような感じだ。

・SideTrack
　タッチパッドのサイドを画面スクロールに使用したり、タップに対応させる機能拡張。
　残念ながらLeopardには未対応で、公式ページでもアンインストールが推奨されている。
・VenturiClient
　しばらく使っていなかったのと、対応しているか不明だったので削除。
・NortonAntiVirus10.x
　シマンテックのHPに対応状況が書いていなかったので削除。
　このページはSafariで正確に見れず、先に進めない部分がある。どうにかならんのか。
（※10/31追記 Symantecのサイトに対応状況がアップされた。Antivirus10は対応済みらしい。しかし、日本語情報はないわ、AntiVirusクソ重いわ、Systemworksはもう提供されてないわで、ノートン先生に頼るのもここまでか、という気がしている。）

この他、ディスクユーティリティ的なソフトウェアは致命的ダメージが発生するそうなので消しておいた方がいいだろう。

●いくつかのソフトはLeopard対応用にアップデートする必要がある
上記と同じ理由で、Leopardに対応していないソフトはそこそこある。メインのアプリケーションについてはキチンと対応状況を核にすることをオススメする。

・ATOK2007
　入力メニューがATOKに切り替えられない問題が発生するそうなので、Leopardインストール後に対応ユーティリティを実行して入力メニューを初期化する必要がある。
・SafariStand
　Safari用の追加拡張。Safariが3.0になっているので、こちらもアップデートしないといけない。
・プリンタドライバ
　プリンタドライバは全て消えてしまう。Canon、EPSONなどのメジャなプリンタのドライバセットはOSに含まれている。OSのDVDから追加インストールをすればよい。
　ただ、これも結構時間がかかるので事前にちゃんと準備しておくこと。いざ印刷が必要な段になって……というのは大変だ。

……あれ、思ったより少ないな。そんなもんか？

●ソフトウェア・アップデートをかます
KeyChainに早速バグが発生したのはお知らせしたとおり。メールのパスワードがキャンセルされたり、無線LANがブチブチ切れたりするので大変難儀した。パスワードを入れ直せば回避できるのだが、古いパスワードはバックアップで起動しないとわからないという罠。
無線LANが不安定になるので、有線の環境を必ず用意しておいた方がいい。

その他の気付き事項については気付き次第別途。

投稿者 ogre : 2007年10月29日 23:57