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2007
09 12(水)

ここんとこ読んだ本(マンガ以外も読んでいる)

[ 二次元的行間之隙間:Book]

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫 い 9-1)
入間 人間
メディアワークス (2007/06)
売り上げランキング: 1069

一気に読むと意外にダメージが来る……
もちろん、かわいい女の子の表紙にダマされてはいけない。

初期西尾維新の雰囲気を醸し出しながら、しかしもっさりと救いがない。みーくんの嘘と、まーちゃんの壊れ加減が次第に明らかになり、もちろんドッキリもありだ。ちょっと中盤から後半にかけての展開がバタバタッとした感じはあるが、しかし、それも味か。

それにしても、こんなものを「ライトノベル」とか言って無垢な若者に読ませてはいけない。読書慣れない少年少女が読んだら、確実に「あたる」だろう。


ラビリンス・ドール―魔界都市迷宮録 (ノン・ノベル 837)
菊地 秀行
祥伝社 (2007/09)
売り上げランキング: 1657

やっぱり「魔界都市」のイラストは末弥純先生に限るよ!!(そこかよ)

魔界都市ブルースやメフィストシリーズにも順レギュラーとして登場する「魔界都市の良心」人形娘が、青いサテンのドレスを翻して謎を解く探偵もの。末弥純先生による人形娘のイラストもたくさんだぜ!(それはもういいっての)

主人公が主人公なのでエロは少なめで、最近多い「なんかまあ、とりあえず絡みシーン」というのは抑え気味。その分物語が充実している感じがするのは気のせいか?最近の魔界都市ものの中では秀逸な出来だと思う。


宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?
山本 弘
河出書房新社 (2007/07)
売り上げランキング: 2856

「エッセイ集」と謳っているが、自書のあとがきや解説から持ってきた文章がほとんどで、純粋なエッセイ集とは言い難い。いうなれば「ファンブック」か。

一応章立てはされていて、と学会の話や家庭の話、マニアやSFの話とカテゴリ分けされているが、通観して書かれた文章ではないのでイマイチ座り心地が悪い感じ。ファンには嬉しい本かもしれないが、そうでなければ……かな。

投稿者 ogre : 2007年9月12日 23:06



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