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天下一品（新宿西口店）：玉子入り（こってり）

[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]

最後に天下一品（以下天一）を食べたのはいつになるか、ひょっとしたらそれが最初で最後の天一だったかもしれない。多分もう10年も前、駒澤大学駅近くだったように記憶している。その頃は今ほどラーメンラーメン言っていたわけではなかったが、すでに「がんこ八代目」とも出会っていたし、まずいうまいの話はしていたように思う。そんなときにはじめて食べた「天一」は衝撃的だった。ピーナツバターのようにごってり（こってり、という言葉では軽すぎる）とした、スープというよりソースと呼ぶべきその重厚さに衝撃を受けたのを覚えている。

天一はあちこちで見かけるものの、ゆえに「いつでも食べれる」と思っていると疎遠になるものだ。それが今回の再会であった。

あっさり、というのは昔からあっただろうか？覚えていない。もちろんこってりをチョイスした。どろりとした濃厚スープは、しかし、見た目ほどくどくない。能書きによれば、鶏と野菜から抽出したスープなのだそうで、ついつい想像してしまうとんこつの臭いなどとは縁遠いのも頷ける。

面は中面、つるりとしたストレート系だが、スープの粘度が半端でないのでよく絡む。でも、麺の量ってこんな少なかったかな……。ちょっと物足りなく感じるが、年取った胃袋にはちょうどいいかもしれない。足りない分はサイドメニューの餃子やライスで補ってくれよ、ということか。

具はネギとチャーシュー、メンマとシンプル。オプションの玉子は半熟ではなく固茹でだ。シンプルにスープの味を楽しませるスープ。ゴッテリ感も、昔に比べればちょっと弱い？もしかすると店舗によって差が激しいのだろうか。試してみたい気もする。京都に良く行っていた時は、天一本店の前を（バスで）よく通りがかったものだが、立ち寄らなかったことが悔やまれる。次の機会があればぜひチャレンジしたい。

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投稿者 ogre : 2007年8月26日 23:49