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2007
02 14(水)
02 14(水)
のだめカンタービレ(17):二ノ宮和子
[ 二次元的行間之隙間:Book]
ご存知大人気クラッシック音楽マンガ、のだめカンタービレの最新刊である。前巻のヒキでついに姿を見せた千秋パパが登場。千秋(真一)との間で火花が……というのは簡単に想像できるところでは、ある。
最近になって「幕引きが近いのではないか」との噂もあるのだめカンタービレ。もしその噂が本当になったとしたら、本巻はその転換点となっているかもしれない。
(注意:以降は本巻のネタバレを含む)
読んでいて感じるのは、これまでと違った「おふざけの少なさ」だ。千秋はマルレ・オケを復活させ、しかし、父との関係に悩む。のだめはそんな千秋に刺激されたのか、これまで以上にひたむきにピアノに取り組む。変態はあいかわらずだが、千秋とのコンタクトが限界まで削られ、いつもの「ぎゃぼーっ!」も封印(ちょっとは出るけど)。ビジネスモードというか現実路線というか、あるいはちょっとうつ気味というか、そういう感じのストーリー展開は、ちょっと読者を不安にさせるのだ。
展開は格別に静かだが、しかし、確実にクライマックスに向けて盛り上がってくるだろう。千秋とのだめが奏でる音楽がどこに向かうのか、今後も目が離せない。不安な気持ちのまま18巻を待とう。
投稿者 ogre : 2007年2月14日 00:57
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