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2007
01 17(水)

突発的上海蟹紀行(3日目・その3)。上海で台湾。

[ 旅行記:Travel]

今回の同行者の一人の叔父さんの元同僚、という、なんだか微妙に遠い感じの方が上海に住んでおられて、どういうわけだかそこに話がついていて連絡をもらっていた。とはいえ、観光名所めいたところは初日のツアーで連れて行かれていたし、遠くまで行ってもらうのも申し訳ない。そもそも女性陣は買い物もしたいし、ということで、どこか美味しいところを紹介してもらおう、ということになった。

豫園からあわてて帰ってきた我々を、陳さんはホテルの前で待っていてくれた。遅刻は申し訳なかったが、あの状況から10分遅刻なら拍手ものだよな……。陳さんの車(S・RVだった)で新天地まで移動し、小龍包のお店「鼎泰豊」へ向かった。名前を聞けばご存知の方も多いだろう。日本にも新宿をはじめ全国に出店している、台湾の小龍包の有名店だ。陳さん曰く、日本人のお客が来たときにはここでもてなすのが最近のパターンなのだとか。台湾だって旨いものは旨い、という中国人のプラグマティズムか。実際、街中でも「台湾風○○」のお店はたくさんあった。

鼎泰豊 小龍包

いろいろお話をしながらいろいろな小龍包をいただいた。国内では食べたことが無かったが、噂通りの美味だ。昼間食べたような素朴な饅頭もおいしいが、中身が透けるような極薄の皮、口の中を火傷しないギリギリの熱さの肉汁といった、計算されつくした料理もまたおいしい(これは中華料理に限った話ではないけれど)。

夜の新天地夜の新天地

陳さんは出版関係の仕事をされている(上海の支社長みたいな立場らしい)方で、IT部隊も抱えているというので少し仕事方面の話もした。優秀な社員は2倍のサラリーのオファーを受けて転職してしまうらしい。日本からオフショア開発をかけた時の問題点として、ブリッジSEが突然転職して抜けてしまう、という話を聞いたことがあるけど、そりゃ、2倍の給料提示されれば転職しちゃうよね……。優秀なブリッジSEを探すのは、上海でも大変らしい(逆に言えば引く手あまたということだ)。

上海ではちょっと前までものすごい住宅バブルで、マンションの値段が高騰しまくっていたそうだ。中国なので、もちろん、土地に所有権は無いわけだけど、マンションとかは別らしい。一部屋100平米あるようなマンションがどんどん建ったらしい。陳さんはかなり成功している人なので聞きにくかったが、多分、社会主義とは名ばかりの、ものすごい格差社会になっているのではないだろうか。

昔から電気工作少年だったという陳さんは、日本に行くと必ず秋葉原に行くという。昔はラジオの部品を買い、ちょっと前はPCの部品を買って自作していたという。最近は同人誌を買っている、ということは無いらしい(←それはお前だ)。家電製品を買うのが好きで、「今日も新しくできたBESTBUYにいったら42インチプラズマが安かったので買っちゃった」そうだ。奥さんにはまだナイショらしい(笑)。42インチプラズマは9,000元ぐらいだったらしい。そういえばフルHDかどうか聞くの忘れたな……。値段は日本と大差ないように見えるけど、もちろん、中国の平均水準から比べたら大変な金額だ。陳さん、何気にすごいお方であった。

フルーツ

あちこちでフルーツが出てきた。スイカが美味しい。冬にスイカを食べると贅沢な気分だ。

ホテルまで送ってもらった後、再び南京東路に繰り出した。日曜の夜ということで店は早仕舞いらしい。まだ開いていたお店に飛び込んで、少し買い物をした。そのあとは昨日の「桃源郷」(ここは午前2時までやっている)まで行って、また足裏マッサージを1時間。日本では考えられない、まったく、贅沢な話だ。今日はお客がほとんどいない。多分、日曜の便で帰った人たちも多いのだろう。我々はあと一日、しっかり遊んで帰ることにする。

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投稿者 ogre : 2007年1月17日 22:23



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