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04 17(日)
焙煎汐蕎麦処 金字塔(赤羽・赤羽岩淵):特撰しおそば
[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]
赤羽といってもほぼ赤羽岩淵。赤羽駅の東口をでて、JR沿いに岩渕方面に歩いた果てにあるお店だ。入ってから知ったのだが、埼玉東南部を中心に数カ所の姉妹店があるお店らしい。(発祥は竹ノ塚?)
焙煎汐蕎麦処、という名前の通りに塩ラーメンがメインなよう。つけ麺やその他のスープもいろいろあり、券売機の前で悩んでいると、「始めてのお客様でしたら、おすすめはしおそばです」とのこと。「特撰しおそば」が、とりあえず「全部入り」の扱いのようであったのでこれを注文した。ほぼ千円ぐらい。
カウンターの他にテーブル席もあり、輸入ビールやおつまみもある。軽く飲んでラーメン、という幸せな小一時間を過ごすこともできそうだ。
ラーメンが出てくる前になにやら小皿が。「自家製のコーヒーオイル」だとか。ラーメンに少しずついれてお試しを、ということだ。
ベルギービールの小瓶を眺めているうちにラーメンが到着した。透き通ったスープに突き刺さったおこげが目を引く。タレのようなものが、上に乗る。
白髪葱に金色の卵、青菜、トロッとした炙りベーコン、鶏つくねがトッピング。たっぷりの具を掻き分けておもむろにやや細い麺を啜ると、猛烈な鶏スープの香りが広がった。
上品ながらもパンチの効いた味わい。安い豚骨醤油の「とりあえず濃くしてみました」的濃さとは違う、じっくり煮出して凝縮したうまさだ。おこげははじめはちょっと食べにくかったが、スープを吸って、美味しくなる。
玉子は、半熟具合はよいのだが、黄金なのは白身の表面だけだったのが残念。スープを吸わせているわけではないようだ。
鶏つくねは文句なく美味しいのだが、ベーコンは、香りは控えめながらもやはり香り高いスープとはあわないかも。それ自体は大変美味しく、酒のつまみとしてはこれまた文句ないものなのだけれど。
コーヒーオイルを入れてみると、スモーキーな香りがついて味わいが変わる…ような気がする。過度な期待はしないほうがよかったようだ。
ラーメン全体の水準は非常に高く、単価が高いなりのことはあるなぁ、という感じだ。ガツンとパワーがあって、というワケではないので、最近のトンコツ醤油ドロドロに慣れて、それが好き−、という向きには物足りないだろう。
単なるラーメン屋としてよりは、ちょっと酒も呑んでー、という感じに使うのがいいスタイルだと思うのだが、それにしてはちょっと駅から遠すぎる感じもする。近い方の赤羽岩淵も、なにかのついでに行くって駅じゃぁ、全然ないしな……。
投稿者 ogre : 2011年4月17日 23:40
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