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11 10(火)
ローマとかの休日(その6・20091019)
[ 旅行記:Travel]
えーっと、バチカン美術館、ドコまで?見たっけ?(再生中……)ああ、タペストリーまで見たね。
んで、次が地図の間、バチカンがイタリア中に版図を教会を広げていった様子を表したものだ。昔のローマやヴェネツィアの絵地図もあって、ゆっくり眺めていると面白いのだと思うけれども早足で通り過ぎ。まあ、全部観てたら一日あっても足りないわけだからな……。
地図の間(といっても廊下のようなものだが)を通り過ぎると、次は「ラファエロの間」。ラファエロとその工房が描いた絵が、連続した数部屋を飾っている。
聖ペテロの開放
聖体の議論
アテネの学堂
ボルゴの大火
と、言うわけで、ラファエロ祭り終了。
この後はお待ちかね、システィーナ礼拝堂の見学なんだけれども、残念ながらシスティーナ礼拝堂は写真撮影禁止。前にも書いたけれどもガイドさんの説明も禁止。部屋の中は静粛に、なんだけれども、やっぱり人が多いので、だんだんざわざわしてくる。すると警備の人(バチカン警察のマークをつけている)が「シーーーーーーッ!」と音を出すのだ。その音が天井いっぱいに響き渡り、ざわざわがスーッと引いていく。たぶん、そのために警官が配置されている(笑)
ツアーの限られた時間で、天井を覆い尽くされた名画の数々を味わいつくすにはガイドブックは必須だろう。聖書の物語に通り一遍の理解すらない身には、説明書きと首っ引きでキョロキョロするより他にない。ミケランジェロの手による、「アダムの創造」を含む天井画と奥の壁面を埋める「最後の審判」。その左右を、あまたの巨匠が描くキリストとモーゼの物語が飾る。
テレビや本、映画で何度も見ているが、しかし、本物を直接眺めるところに感慨がある。一つ一つの絵だけを見ることは不可能で、隣や左右の絵も同時に目に入ってくることで、アップのショットでは感じられないスケールの広がりがあるように思う。これは芸術作品でも街並みにでも自然でも、同じ事ではあるけれど……。
システィーナ礼拝堂でツアーは終了。ツアー本体は順路をショートカットしてサンピエトロ大聖堂で解散するか、ツアー出発地まで戻る。自分たちはここで離脱して、戻りの回廊を歩いて帰った。図書館の広間を見たかったのだが、残念ながらシャットアウト。背の高いついたてが立てられて、なにかの準備か工事をしているようだった。
こんな巨大な階段で地下へ
バチカン市国のスタンプを押してもらえるバチカン郵便局もこの中にある。結構な混雑だったので、今回はパスした。記念に送っておいても良かったかな……。急に郵便局に出くわしたので、当時は意識しなかったのだけれども。この辺、今回の研究不足を露呈している感じだ。
地下にあるコーヒーショップは、比較的良心的なお値段。カップひっくり返してエスプレッソ一杯無駄にしてしまったのは、神さまにはナイショだ。
入口と同じバチカンの北側から出て、近くの地下鉄の駅まで歩く。ローマにはA線、B線のふたつの路線があって、バチカン近くに伸びているのはA線。こちらは比較的綺麗なんだけれども、B線や、乗り換えのテルミニ駅なんかはとても汚い。不潔、というのではなくてラクガキが酷く、廃れた感じ。ニューヨークの地下鉄を彷彿とさせる感じだ。
午後のオプショナルツアーまで少し時間があったので、テルミニ駅周辺をぶらり。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。
聖母マリアが顕れて真夏に雪を降らせるという奇跡を起こした、のだそうだ。
壮麗なモザイクと、キリストが生誕の時に眠ったという飼い葉桶の破片が見物。もっとも、聖遺物は、聖遺物入れを見れるだけなのだが……。
ちょうど食事時だったので、近くの屋台バスで薄焼きのピザを2枚買って相方と食べる。ちゃんと温め直してくれるのはいいんだけど、ピザ2枚とコーラ、水のペットボトルで12ユーロ。うーん、高いね、やっぱり。
腹ごしらえを済ませたら、午後のツアーの集合場所に移動だ。この日の午後は、ローマ市内の名所巡り。というところで、
つづく
投稿者 ogre : 2009年11月10日 22:29
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