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11 07(土)
ローマとかの休日(その5・20091019)
[ 旅行記:Travel]
いつまでも進まない事に苛立っている方も多いかもしれないが、それはこっちも同じ事で、なにしろ早く書かないとナニがあったか忘れてしまいそうになるのだ(笑)。それがああた、一番困るのですよ。
さて、三日目だ。この日は朝早くから、バチカン美術館の見学ツアーに参加する。オプショナルツアーだ。基本的に、旗にぶら下がって右往左往することは好きではないのだけれど、移動の足を確保するのが面倒だったり、予約が必要だったりする場合にはオプショナルツアーも頼む。朝7時台の集合だったので、ブレックファスト・バッグを用意して貰った。まあ、ブッフェの中からパンやら果物を適当にとって、紙袋に詰めたって感じのものだ。
これを食べて、迎えのバスを待つ。
時間通りに来たバスに乗って、ツアーの待ち合わせ場所に一旦立ち寄る。朝ぼらけのローマの街は、さすがに通勤の人の姿が目立ち、イタリア人だって働くのだなぁ、と当たり前の事を思ったり。8時過ぎにはバチカン美術館へ到着した。まるで城砦の一角にあいた穴のような入口である。
ツアー中、ガイドさんの声は小型の無線レシーバーで聞き取る。これでガイドさんが大声で話す必要も、後ろの人が聞こえない問題もないわけだ。参加者は、声が聞こえなくならないように、後を着いて回る必要がある(逆に、はぐれれば、すぐ分かる)。
一番最初に中庭でシスティーナ礼拝堂の説明を受けさせられるのは困りものだ。何しろ、最後まで覚えていないといけない。システィーナ礼拝堂内は一切の説明が禁止されているから、ということなのだが、このあたり、記憶力に自信がなければ、たとえツアーであってもガイドブックは必須だ。
その中庭には、謎のオブジェが多い。
数百年前の人は、なんで松ぼっくりをブロンズで造ろう、なんて思ったのかしら。
現代人がンなモノ作っちゃったのは、その対抗心なんだろうか(しかもコレが、時間で回る)。
順路に沿って、最初は彫刻のセクションから始まる。屋外に陳列されたものを見て、それから中へ。ガイドさんに従っていれば「ポイント」は押さえてくれるのだろう。色々調べたり、考えなくていいのは、まあ、善し悪しだが。
有名な彫像である(らしい)「ヴェルヴェデーレのトルソ」。なんとも生々しい。
立入禁止の床があると、「あ、そこはウン百年前のモザイクです」とか、そういう感じ。 p>
ギリシャ時代の石の森を抜けると、燭台や石棺を眺めながらタペストリーのギャラリーに入る。長い回廊の左右に大きなタペストリーが並べられ、キリスト教の物語を紐解いている。が、それらをゆっくり鑑賞するには時間が足りない。しかも、
こんな人だし。
タペストリーだけ見てればいいかというと、そうでもない。ちょっと上を見ると、浮き彫りに見えるようなだまし絵があって、それを眺め眇めしているだけでも面白いのだ。とにかくまあ、ここに限らず、天井に凝っているところは多い。
さて、この後、同様に巨大な地図が掲げられた「地図のギャラリー」を抜けて、いよいよ「ラファエロの間」に入っていくのだが……今宵はここまでにいたしとうございます。
つづく
投稿者 ogre : 2009年11月 7日 01:32
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