06 09(月)
その線路は何処へと繋がっているのか
[ 五次元的思考之蒙昧:Diary]
それは土曜日、17時40分ぐらいの秋葉原での出来事だ。
『3番線に特急電車がまいります』
というアナウンスと共に、総武・中央線各駅停車新宿方面行きホームに入ってきたのは……
ただ「特急」とだけ書かれた、謎の特急。
普通に停車し、ドアが開く。
『3番線は特急電車です。特急券をお持ちでないお客様はご乗車できません……』
……中央線の特急といえば「あずさ」だが、東京駅を起点として中央快速線の路線を走るはずだ。一日に一本か二本、千葉から来る「あずさ」があったと思うが(今もあるのかな?)、しかし、その場合は「あずさ」のマークをつけているし、
案内板がJRマークだけになったりしないだろう。
そしてご覧の通り、今は珍しい、国鉄カラーの183系。こんなの、少なくともレギュラーの「あずさ」にはもう使用されていない筈だ。臨時列車か、団体貸切のは別だが……。
ああ、あと、新宿までいく「しおさい」とかが合ったはずだが、話は同じだ。
土曜日だからホームライナー系の運転ではあるまい。だいいち、ライナーだったら定時ダイヤの筈で、案内板にも出ない理由がない。それにライナーは通常の特急とは違う運用(ライナー券の購入が必要)だし、そもそも新宿方面行きのライナーなんてあったっけか……。
謎すぎる。
行く先も告げない電車がこの国にあるなんて、いうことが、信じられない。何らかの限定列車だとしたら、普通に全ての扉を開いて客を入れることはないだろう。なにより、ドコ行きかもわからない列車に、どうやって乗るのか?ドコまでの特急券を買えばいいのか?
ならば、とヘッドマークを狙ったのだが、残念ながらヘッドマークの写真は取り損ねてしまった。この列車にカメラを向けると、なぜか露出アンダーになり、シャッター速度が遅くなって手ぶれしてしまう。実際には日中で露出十分なので露光時間が長すぎて白飛びしてしまうのだ。最後尾車両のヘッドマークは、そんなんで全く写っていない。なにかの妨害装置でもあるのだろうか……。
目視で確認した限りでは、ヘッドマークは幕式で、「特急」とだけ書かれていた。やはり、謎だ。
時刻表を見ても、この時間に特急電車の設定はない。17:55に新宿行きの「さざなみ」があるが、それならそうと書くだろうし、そもそも時間が合わない。念のため写真のタイムスタンプを見たら、17:38だった。自分は17:42の電車に乗っている。
謎は深まるばかりだ。
この列車は何所から来て何処へ逝くのか。
誰を乗せ、どんな出逢いに導くのか。
それは誰も知らない。
(↑JR東日本に聞きましょう)
(↑……返事をはぐらかされたりしたら、いやだなぁ)
投稿者 ogre : 2008年6月 9日 23:33
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