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2008
03 26(水)

イメージ優先

[ 二半次元調之拘:Music, 五次元的思考之蒙昧:Diary]

東京では桜が八分咲きほどになり、今週末にも満開を迎えよう、という寸法だ。

さて、桜と言えば、日本人にとっては特有のイメージを持った花ではあるけれど、「咲く」と「散る」の印象がまったく正反対なのが面白い。
桜が「咲く」時期、つまり3月末は、桜のイメージと反して「別れ」の季節であるし、逆に桜が「散っていく」時期こそが入学式やらなんやらの「出会い」にまつわる時期だ。にもかかわらず、卒業式には満開をわずかに過ぎた頃の桜吹雪が「つきもの」だ。反対に、入学式に遅刻しそうになってダッシュするヒロインが駆け抜けるのは今が盛りの桜並木の下だろう。季節によって半月ほどのズレがあるから、同じ年でなければあり得る話か。それとも、このようなイメージにも地域差があるものだろうか?
東北地方の人たちは、「卒業式、伝説の桜の下で憧れのセンパイに……」などと言われても「でもまだ蕾も色付いてないのになぁ」と思ったりした、のだろうか。

ところで、今、手元のiTunesライブラリをあさって「桜」「チェリー」などのキーワードに引っかかる楽曲を探してみると、
・SAKURAドロップス(宇多田ヒカル,2004)
・さくら(ケツメイシ,2005)
・桜の雨、いつか(松たか子,2005)
・sakura(NIRGILIS,2006)
・チェリー(スピッツ,2006←ベストアルバム再録なので。元曲は1996)
・桜(Jackson vibe,2007)
・チェリー・ヴァニラ(細川ふみえ,2004)
・桜(ZABADAK,1993)
・桜キッス(河辺千恵子,2006)
・桜の時(aiko,2000)
・さくら (独唱)(森山直太朗,2005)
・さくらいろ(時給800円,2006)

うーん、やっぱり別れ系の曲が多いか。まあ「出会い」って詩にしにくいような気もするな。別れの方がドラマチックになる?その傾向はあるかも。出会って嬉しいときには歌を歌ってる場合じゃないよなぁ(笑)。

投稿者 ogre : 2008年3月26日 23:22



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