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祭（秋葉原）：濃厚魚醤油味

[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]

秋葉原の中心街から離れているが、故・高速電脳に程近く、隣と上はメイドカフェという、ある意味アキバらしい立地のラーメン屋さんだ。以前は別のラーメン屋だったと記憶している。今の業態で開店してから約一年、巡回路から外れていたので気がつかなかった。高速電脳も行かなかったしな……。

メインは魚介の節系醤油味のラーメン。今回頼んだ濃厚は、茶濁したアッサリトンコツのスープが張ってあるところに、配膳時に魚介のエキスが入った茶色い魚介醤油のスープを入れる。なるほど、香味油を入れるのに近い感覚。二層スープを標榜するだけあって、全面を覆う程度には量がある。

二種類のスープが混ざった味は、比較的オードソックスなトンコツ醤油。ただトンコツのコクは控えめだ。濃厚と銘打っているが、トンコツ醤油としてはそんなに「濃厚」というほどではない。当社比、というところか。まあ、節粉の風味と喧嘩しないためには仕方がないのかも。
とはいえ、魚介の風味が際立っているか、というとそうでもない。後入れのスープに溶かした節粉の味わいはバッチリだが、スープそのものには魚介パンチが薄い感じがする。
塩味はしっかりついているので薄口な感じはしないものの、「おおっ！」という感動がないのも事実だ。
及第点はあると思うので、次の機会には澄ましタイプという合節醤油味を試してみたい。

あと、直接ラーメンには関係ないのだが、床がツルツル滑って危なかった（底を張り替えたばかりのゴム裏の靴だったのだが）。油ではなく結露のようだった（入口のガラスドアも、中が見えないくらい結露していた）が、危なっかしいので気をつけたほうがいい

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投稿者 ogre : 2008年2月20日 22:43