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2008
02 16(土)

文化庁メディア芸術祭に行ってきた

[ ぶらぶら日記:Moblog, 五次元的思考之蒙昧:Diary]

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今回から会場を六本木(乃木坂)の国立新美術館に移しての開催。恵比寿の東京都写真美術館では3フロア+シアターを使っていたが、今回は展示室ひとつでの開催。スペースはゆったりししたが、逆にカオスな感じが薄まったような気がする。

展示については一通り見たが、例年よりぱっと興味を引くものが少なかったように思えた。まあ、この手のものは多分に趣味的なので、結局は好き嫌いだ。

んで、いくつか気になった作品を紹介しよう。
写真があまりとれなかったので、基本、ウェブの紹介。

Se Mi Sei Vicino(If you are close to me)
黒い台の上に女性が一人、肩と腕を露出して立っている。その背後と横にスクリーンがあり、不思議な立体格子状のCGが表示されて、微妙に揺らいでいる。
他の人がこの「台」の上に乗ると、それを関知してCGが動的にかわり、音が鳴る。
女性にタッチするとさらに色や音が劇的に変化する。
あたかも人の「気配」に引っ張られるかごときCGの動き。これは磁場を検知しているのだそうだ。
紹介のムービーでは制作者本人がパフォーマンスしているが、今回の会場では日本人女性が空間の一点を見つめたまま微動だにしない。ただその呼吸だけがCGに反映し、格子がゆらゆらと揺れているだけだ。それだけでもパフォーマンスとして成り立つであろうが、そこに観客が参加することでさらに変化がある、というのが面白い。
みんな遠慮して、歩き回るがタッチまではしないのが面白い(笑)。自分は思いきって触ってみたが、なんというかこう、痴漢にでもなった気分だった(二の腕触っただけなんだけど)。
静電気がパチン!とかいったら面白かったんだけどな(狙いがおかしい)。

気づいていますか
日本人が製作しているけど、BMWのCM映像。おそらくヨーロッパかアメリカ向け(なので、全編英語日本語字幕)。
スリラーのようなストーリー展開に息を呑むが、まあ、CMなので最後に呑んだ息は吐き出せる。
でも発想がなかなか面白かった。

ene-geometrix.02
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これは学生CGコンテストの作品。
液体を加熱・冷却したときの対流の様子を可視化し、さらに加熱ポイントを移動することができる。
粘性のあるオイルに粒子を混ぜ合わせたものを使っていて、一見CGのように見えるが実は物理現象。刻一刻と変わるその表情は、見ていて飽きない。
実はこの機械もそうだったのだけれど、学生CGコンテストの会場で発表されていたインタラクティブ・アートは、かなりの台数、フリーズやら調整中やらでマトモに動作していなかった。芸術としては許されるかも知れないが、開発としては失敗だ。それはどうなんだろう……。

邂逅わくらば
わかりやすいのでテレビなどでも取り上げられていたような。
玉砂利の上を歩くと、数秒後、そのあしあとが追いかけるようにして凹んでいく、もの、らしい、のだが、メンテナンスがされていないので玉砂利がいい加減荒れていて、歩いた時に既に足跡が付いてしまうので凹んでもわかりにくい、という問題があった。残念。


後はまあ、マンガとゲームとアニメと……。このへんは、まあ、ねぇ、というところ。
ゲーム部門ではWiiとDSが並んでいるだけ、というのは、本当にゲームしたければAOUショウ行くだろうしなぁ、というところか。あとは、発売にもなっていないMETALGEAR GUNS OF PATRIOTS が優秀賞、というのはどういうことよ、という(笑)。プレイアブルデモがあったのでやってみたけれど、コール・オブ・デューティー4に慣れちゃうと、動きがもっさりしていてイマイチ迫力や緊迫感に欠ける。アナログスティックで移動と視点変更をそれぞれ行うので、慣れるまで時間がかかりそうだ。
あ、電脳コイルが意外に面白かったので、今度見てみる予定(笑)

投稿者 mob_ogre : 2008年2月16日 14:32



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