Talking in the 5th-Dimension.

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というわけでMacBook Airを触ってみた

[ 林檎狂想曲:Mac]

昨日ぐらいからアップルストアで公開が始まったMacBooK Airを銀座のストアで早速触ってみた。店内撮影禁止なので文章のみだ（笑）。

確かに薄いね！
よくMURAMASAと比較されているけど、薄く切れ上がったデザインが薄さを強調させる、というのはあながち言い過ぎでもない。普通に四角張ったデザインだったらこんなに薄くは感じないだろうなぁ。

そのかわり、というか、重さはソコソコある。1.4kg弱、という重さは、モバイルポータブルとしては特に軽いものではない。むしろ重い。Let'sNoteのRが940g、Tシリーズでさえ1.2kg弱、W型だって1.3kg弱。Ｗなら、光学ドライブ内蔵の上、カタログスペックは10時間稼働だ。それに、Rのフットプリントの小ささは本当に秀逸なんだよ……使っているからわかるけど。AirはMacBookと同じワイドサイズなので、手に持ったときに本当に重く感じる。ずっしり、というのではなく、てこの原理で重いのだよね（笑）。「世界一薄い」けど「世界一軽く」はできなかったのだよなぁ。

重さ、という点では、バランスの悪さも気になった。ふたはラッチがないタイプだが、これを何の気なしにすーっとあげていくと、あるところから先には開かない（MacBookと同じ）。ところが、このとき、キーボード側が軽いために浮き上がってしまうのだ。ひっくり返す前に手は止まるだろうが、つまり、液晶側が相対的に重くなってしまっていることを表す挙動だ。テーブルで使っている分には気にならないかもしれないが、不安定な場所や傾いたところ、ラップトップなどで使っているときには、向こう側に倒れそうになってしまうかもしれない。特に腿のボリュームがある人などは……。

というわけで、ポータブル機器としては失格だ。PCに軽薄短小を求めるのは日本人ぐらいだ、という話もよくあるけど、すくなくとも「薄さ」はワールドワイドで訴求があるのかね……。でもそれって、純粋にデザインだけの話だしなぁ。「こんなにコンパクトなので狭い場所にもラクラク収納！」というのとも違うだろうし（笑）。

つまり、これは、アレだ。さんざん指摘されている通り、Cubeなんだよな。きれいで、かっこよくて、確かにびっくりするけど、それを必要とするシーンが思いつかない。プロユースなら間違いなくMacBook Proを選択するだろうし、ホビーユースでは高すぎる。大体こんなんが僕様の部屋にあったら、絶対、上に乗って壊してしまうわ（笑）。

という訳で、コイツは買う予定も気持ちもあまりない。思ったより物欲は刺激されなかった。べっ、別にお金がないから買わない、って訳じゃないんだからね！！お金があったって、別のものを買うんだから！！

投稿者 ogre : 2008年2月 2日 12:04