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2007
05 14(月)

らーめん桂花(新宿末広):太肉麺

[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]

桂花
「太肉麺」で「ターロー麺」と読む。「太い、肉麺」ではなく、「太肉・麺」。太肉とは、ラーメンのトッピングに使われている豚角煮を指す。

太肉麺

いかにも熊本ラーメン、という感じの白濁スープは、しかし、脂っぽかったりクドかったり、臭みがあるということはまったくない。角煮の他に、ざく切りのキャベツが乗っている。もっとタップリ山盛り乗っていてもいいような気もするが(追加トッピングは+50円だ)。

太肉(豚角煮)は、箸でつつくと崩れてしまうくらい柔らかく煮られていて、ゼラチンもタップリ乗って美味しい。2個だけというのは、これも、ちょっと寂しいかな……。

ここで紹介した(=自分が食べたことがある)ラーメンの中では、渋谷の「唐そば」が一番近い。だが、アッサリを追求しすぎて薄味に過ぎる気がする唐そばに比べ、桂花のラーメンは味がしっかりしている。臭みはないが、味はしっかりついていて、塩味も効きすぎない程度に効いている。コテコテな印象はないものの、実は結構どっしりとしたスープだ。腹にたまる、というか。
麺は中麺のストレート。トンコツスープに対する麺としては、珍しいくらいに太めだ。丸い麺は茹ですぎておらず、モチモチとした歯ごたえで、食べがいがある。かなりしっかりした印象だ。
スープの濃さと重めの麺のおかげで、食後の満足感はかなりある。

熊本ラーメンでは、その先の進化系として、ブレンドスープの「じゃんがら」があるわけで、桂花は、いわばそのご先祖様(それもかなり優秀な)ということになろうか。ブレンド系スープ、重層系スープに慣れた舌にはストレートで、面白みに欠けるところがあるかもしれないが、しかし、十分にタンノウできる味だと思う。
この味を40年間守っている、というのにも頭が下がる。ラーメン激戦区の新宿で、40年に渡ってのれんを守ってきた力は伊達ではなかった。

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投稿者 ogre : 2007年5月14日 22:29



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