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2007
04 14(土)

4月13日の日記。距離、次元、全ての答え。

[ 五次元的思考之蒙昧:Diary]

昼間は水曜日に引き続いて丸ノ内で会議。大企業にありがちだが、システムの開発拠点を郊外に置くことがとても多い。システム開発に必要な人数を収容するための床面積が必要なためだが、そのため、中央との意志疎通は、確実に困難になり、細かな歪みを生むことになりかねない。何らかの情報システムが、距離の壁を取り払わねばならないだろう。

遠距離恋愛中の恋人同士のように。
心理学の世界では、「心理的距離は物理的距離に比例する」という言い方がなされる。「遠くの親戚より近くの他人」というのとはちょっと違う(これは社会学か?)。物理的距離がコミュニケーションの頻度・濃度に影響し、それによる心理的な密接度が影響されることを表していると思われる。有り体に言えば、遠距離恋愛の困難性を説いたとも取れるが、しかし、この言説は電話、メール、チャット、ビデオチャットの普及、それらの手軽さの進行(コストの減少)により、物理的距離が必ずしもコミュニケーションの阻害要素にはならなくなっている現実から、検討しなおす必要があるかもしれない。
物理的距離は、もう一方で物理的接触=スキンシップの困難さにも影響を与える。こればかりは「どこでもドア」が登場するか、没入型のVRでも登場するまで解消はしないだろう。しかし、夫婦の3組に1組がセックスレスであることを鑑みれば、スキンシップやセックスが愛情の決定的要因ではないとも言えるだろう(それとも、夫婦の3組に1組は愛情がない、のだろうか)。人間は「脳で感じる」生き物なのだ。
だから三次元は必要ないんだ、二次元で十分なんだ、とか言うと本田透(公式サイトWikipedia)になってしまうので言わないけど。
ワタクシは六次元人ですが、なにか?

午後は品川に出て、御殿山に登り、ソニーの谷間を縫って五反田まで歩いた。もちろん、散歩していたのではなく、品川・五反田・大崎の中間地点にある場所に用があったからなのだが。もうちょっと近いかと思ったが、山道(?)だったせいもあって結構、距離を歩いたような気になった。足のリハビリには、ちょっときつめ。

謎の店
道行きで、不思議な店を見つけた。カード会社のシールがたくさん貼られているので、何かのお店には違いないのだが、ぱっと見たところ、なんの店かを表すようなものは出ていない。会員制とか隠れ○○とかなら、もうちょっと地味に営業しているはずだし……。

五反田から山手線にのって帰社途中、駒込で線路内立ち入りがあった、とかで山手線が全面ストップした。経緯はよく分からないが、困ったものだ。京浜東北線に乗り換えられたのは、ラッキーだった。当然激混みになったが、あまり距離はなかったし。

今日は雨にも降られなかった。これもラッキー?ということにしておこう。

森博嗣「カクレカラクリ」読了。これは感想が書けるかな。

投稿者 ogre : 2007年4月14日 12:27



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